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湊かなえさん『贖罪』をドラマ版出演の小池栄子さん朗読でオーディオブック化

オーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービス「Amazonオーディブル(Audible)」にて、ドラマ化もされ、エドガー賞にノミネートされた湊かなえさんのミステリー小説『贖罪』が配信をスタートしました。

 

ドラマ「贖罪」出演の小池栄子さんが朗読

文庫300万部を突破した衝撃的なデビュー作『告白』(双葉社)を執筆した湊かなえさんによる3作目の小説『贖罪』(双葉社)はオーディオブック化するにあたり、ドラマ「贖罪」で篠原真紀役を演じた女優の小池栄子さんが朗読を担当しています。

 
物語は15年前、田舎町で女児が殺害されたところから始まります。直前まで殺害されていた女児と一緒に遊んでいた4人の子供たちが成長し、彼女たちを巡る悲劇的な連鎖が始まります。

 
<『贖罪』概要>

著者:湊かなえさん
ナレーター:小池栄子さん
URL:https://amzn.to/3p2t53v

 
15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔が思い出せず、事件は迷宮入りとなる。娘を喪った母親は彼女たちに言った――あなたたちを絶対に許さない。必ず犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できる償いをしなさい、と。十字架を背負わされたまま成長した四人に降りかかる、悲劇の連鎖の結末は!?

 

小池栄子さん プロフィール&コメント

小池栄子(こいけ・えいこ)さんは、1980年11月20日生まれ、東京都出身。1998年に「美少女H」でドラマデビュー。以後、TV、映画、舞台、CMで幅広く活躍。
主演映画「接吻」で第63回毎日映画コンクール女優主演賞、『八日目の蝉』で第85回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞、第35回日本アカデミー賞優秀助演女優賞など数多くの賞を受賞。主演舞台「グッドバイ」では第23回読売演劇大賞・最優秀女優賞を受賞した。

【小池栄子さんコメント】

聴いてくださる方が物語を自分自身で解釈できるように、
私の朗読が押し付けがましくならないように朗読したいと思っていたのですが、
どうしても感情が入ってしまい、日々反省の積み重ねでした。
『贖罪』は真紀という役で映像作品でも関わらせて頂きましたが、
年齢を重ねた今、改めて読み返してみると、それぞれの登場人物の立場や考え方に新たな発見があり、
当時の自分では考えられなかった感情を感じました。

★小池栄子さん インタビュー『贖罪』:https://youtu.be/uDS7o3TMmVE

 

著者プロフィール

湊かなえ(みなと・かなえ)さんは、1973年生まれ、広島県出身。武庫川女子大学家政学部卒業。2005年、第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。2007年、第35回創作ラジオドラマ大賞を受賞。同年「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞。2008年同作品を収録した『告白』でデビューし、「2008年週刊文春ミステリーベスト10」第1位、2009年本屋大賞を受賞。また2014年には、アメリカ「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙のミステリーベスト10に、2015年には全米図書館協会アレックス賞に選ばれた。

2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2016年『ユートピア』で山本周五郎賞を受賞。2018年『贖罪』がエドガー賞(ペーパーバック・オリジナル部門)にノミネートされた。近刊に『未来』『ドキュメント』『残照の頂 続・山女日記』『湊かなえのことば結び』などがある。

 

贖罪 Audible版
湊 かなえ (著), 小池 栄子 (ナレーション), Audible Studios (出版社)

 


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