海洋生物少女×堅物研究者の唯一無二の絆を描く『ナナのアクア リウム』が刊行
中西芙海さんの初コミック『ナナのアクアリウム』がイースト・プレスより刊行されました。人と関わることを避けてきた堅物研究員「堀池周」と、ひとりぼっちの海洋生物「ナナ」との唯一無二の絆を描く海洋ファンタジーです。
「人ではない」から愛しいのか…。「人のよう」だから切ないのか…。
嵐のあとの海で、人型の海洋生物が見つかります。「世紀の大発見」と騒がれ、海洋環境研究所にやってきたその生き物は、かわいい見た目からは想像もつかない、とってもわんぱくな女の子(!?)。
堅物研究者、堀池周はその生き物が世界で七番目に見つかった「ヒトガタジョオウガイ」だったことから、彼女に「ナナ」と名づけます。
誰かと深く関わるのが苦手だった堀池ですが、”堀池ひと筋”に懐いてくるナナを保護者的な感覚で自然と愛しく思うように。また研究所の仲間とも信頼関係を築いていくことができるようになっていきます。
瞬く間に人間の言葉を覚えていくナナ。堀池と研究所のみんなと家族のように打ち解けていきます。
しかしある日、もらったクレヨンで絵を描きながら、ナナはあることを堀池に語り始めるのですが――――。
私たちはみんなどこか欠けている……。
いつの間にか人間ではないナナを人間のように扱っていた堀池。
いつの間にか人間のように振る舞うようになったナナ。
果たして2人はどこへ辿り着くのか――。
誰もがどこか”欠けたもの”を抱えて生きている。それでも一つ一つの命が、個性が、想いが、そこにあるだけで尊いものなのだと気づかせてくれる、そんな一冊です。
研究所と2人の「その後」を描いたオマケ漫画も収録。
★マトグロッソ作品ページ(第1話):https://matogrosso.jp/serial/nananoaquarium_01-148/
ナナのアクアリウム 中西 芙海 (著) 海洋生物少女×堅物研究者。—-この出会い、運命。 嵐のあとの海で人型の海洋生物が見つかる。 「人ではない」から愛しいのか…。 |
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