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献鹿狸太朗(三ヶ嶋犬太朗)さん文藝賞最終候補作を含む短編集『赤泥棒』が発売後即重版

3月下旬に講談社より刊行された、献鹿狸太朗(けんしか・まみたろう)さんの初の短編小説集『赤泥棒』が発売即重版となりました。

 

現役慶応大学院生であり、漫画『踊るリスポーン』の著者・三ヶ嶋犬太朗さんの文芸デビュー作『赤泥棒』が発売後即重版

慶応義塾大学大学院生であり、「三ヶ嶋犬太朗(みかしま・けんたろう)」のペンネームで漫画『踊るリスポーン』(ヤンマガWeb連載)を執筆していた献鹿狸太朗さんによる小説『赤泥棒』 がSNSで話題となり、発売後即重版となりました。町田康さんが審査員を務めた第59回文藝賞の最終選考にいきなり残った「青辛く笑えよ」を含む、著者の文芸デビュー作です。

 
「言葉に幅があり、しかもそれが的確に使用されている。辛辣な個性とその周囲を無情に描いていてよい。」
――町田康さん(「文藝賞」選評より)

 
【あらすじ】

「捨てられたものを拾うのは泥棒ではない」と嘯き、女装をして女子トイレに侵入し、捨てられた生理用ナプキンを盗む百枝菊人。女装がバレたら心の性別をたてに被害者ぶろうと思っていたところ、同じ学校の明石睦美に目撃される。彼女は百枝が自分と同じく、性別に違和感を抱いていると思い急速に接近してきた。無理解と偏見がマイノリティを利用し、共感と愛情が暴力を肯定する……。

表題作「赤泥棒」に加え、文藝賞最終候補に選ばれた「青辛く笑えよ」、「普通」を唾棄する高校生が才能の塊と出会い自我を崩壊させる「奇食のダボハゼ」をおさめた短編集。

 

著者プロフィール

著者の献鹿狸太朗(けんしか・まみたろう)さんは、1999年生まれ。16歳の時、月刊少年マガジンRにて三ヶ嶋犬太朗名義の『夜のヒーロー』で漫画家デビュー。高校卒業後すぐにヤングマガジンサードにて『踊るリスポーン』連載開始。

第59回文藝賞(河出書房新社)で「青辛く笑えよ」が最終候補となる。現在慶応義塾大学大学院在学中。

 

赤泥棒
献鹿 狸太朗 (著)

現役慶応大学院生であり、漫画『踊るリスポーン』の著者・三ヶ嶋犬太朗が鮮烈の文芸デビュー!

 


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