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創元SF60周年記念!星雲賞受賞作家・笹本祐一さん新シリーズ「星の航海者」が刊行開始

東京創元社は「創元SF60周年」を記念して、自ら宇宙開発(ロケット開発)にも携わるSF作家・笹本祐一さんが贈る、遥か未来の〈人類の宇宙進出史〉『星野航海者〈1〉 遠い旅人』を創元SF文庫より刊行しました。

 

星雲賞受賞シリーズ〈星のパイロット〉と同じ宇宙を描く、待望の新シリーズが開幕!

笹本祐一さんの完全書下ろしの新作『星の航海者〈1〉 遠い旅人』は、『彗星狩り 星のパイロット2』で星雲賞を受賞した〈星のパイロット〉シリーズと同じ宇宙を舞台に、その次世代の物語として描かれた新シリーズの第1作です。

 
恒星間移民、惑星開発、人類が記録を残す意義といったテーマを含んだ長編作品で、宇宙開発の技術面の面白さなど、著者の魅力が詰まった作品になっています。

 
なお、新シリーズの続編『星の航海者〈2〉 遥かな惑星』(仮タイトル)は2023年秋頃の刊行を予定。その後も続巻の刊行が予定されています。

 
【あらすじ】

人類が初めて開拓に成功した系外惑星ディープブルー。彼方に浮かぶ青い星へ向け、宇宙船〈銀河を渡る風〉は長い旅を続けてきた。銀河連絡記録公社の恒星間記録員、メイアはその船内で、20年にもわたる冷凍睡眠から目覚める。地球年齢で308歳を迎えた彼女の半生は、そのまま人類の宇宙進出史と重なり合っていた──〈星のパイロット〉と同じ宇宙を舞台に描く待望の新シリーズ開幕

 
著者の笹本祐一さんは、『彗星狩り 星のパイロット2』と『ARIEL』で星雲賞日本長編部門を、『宇宙へのパスポート』3作すべてで星雲賞ノンフィクション部門を受賞するなど、SF界で確かな実績を残している人気作家です。他にも、多くの作家に影響を与え「歴史を変えた」とも評される〈妖精作戦〉シリーズや〈ミニスカ宇宙海賊〉シリーズなどの多くの人気シリーズや作品を発表し、読者の熱い支持を獲得しています。

さらに、著者は幼少期からロケットや飛行機を愛し、執筆活動と並行して宇宙開発の現場取材を続けているうちに、自ら宇宙開発に携わるように。笹本さんが携わった宇宙開発は「単段式ロケットの弾道飛行で宇宙空間と規定される高度100キロに届くところまで来ました。国内民間初の快挙です。」(『星のパイロット』あとがきより)という高度なレベルに達しており、その知見が作品に大きく活かされています。

★『星のパイロット』あとがき全文公開!(WEB東京創元社マガジン):http://www.webmysteries.jp/archives/29366738.html

〈星のパイロット〉シリーズ(創元SF文庫)

〈星のパイロット〉シリーズ(創元SF文庫)

★創元SF60周年特設サイト:https://special.tsogen.co.jp/sogensfbunko

 

著者プロフィール

著者の笹本祐一(ささもと・ゆういち)さんは、1963年生まれ、東京都出身。宇宙作家クラブ会員。1984年『妖精作戦』でデビュー。

1999年の『彗星狩り 星のパイロット2』と、2005年の『ARIEL』で星雲賞日本長編部門を、2003年、2004年、2007年の『宇宙へのパスポート』3作すべてで星雲賞ノンフィクション部門を受賞。〈ミニスカ宇宙海賊〉シリーズを原作としたアニメ『モーレツ宇宙海賊』が2013年に星雲賞メディア部門を受賞した。

 

星の航海者1: 遠い旅人 (創元SF文庫)
笹本 祐一 (著)

星雲賞受賞シリーズ〈星のパイロット〉と同じ宇宙を描く新シリーズ開幕!
地球年齢約300歳。冷凍睡眠を繰り返しながら宇宙をわたる恒星間記録員メイアは、人類初の開発惑星へ向かった。

人類が初めて開発に成功した系外惑星ディープブルー。そこに暮らし、銀河連絡記録公社に勤める惑星記録員のミランダは、約120年ぶりに訪れる恒星間記録員メイアのアテンドを命じられる。地球年齢で250歳を超え、冷凍睡眠を繰り返しながら宇宙を渡るメイアの半生は、そのまま人類の宇宙進出史と重なっていた――『星のパイロット』と同じ宇宙を舞台に描く新シリーズ開幕!

装画:ああもんど
装幀:岩郷重力+N.T

 
【関連】
創元SF60周年

 


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