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全共闘をはじめとする若者の運動が国内外で最高潮に達した「1968年」――あの叛乱は何をもたらしたのか? 笠井潔さん×絓秀実さん『対論 1968』が刊行

笠井潔さん・絓秀実さん著『対論 1968』

笠井潔さん・絓秀実さん著『対論 1968』

笠井潔さん・絓秀実さん著『対論 1968』が集英社より刊行されました。

 

<論敵>の批評家同士による最初で最後の”対話”『対論 1968』

全共闘に代表される若者たちの社会変革の運動が、国内のみならず世界で最高潮に達した「1968年」。あれから現在に至るまで、国内ではいまだに当時を超える規模の若者の叛乱は出現していません。

 
そもそも、あの叛乱は何だったのか。そして現在の日本に何をもたらしたのか。メディアに流布される「1968年」の物語の外側から、その意義を洞察してきた笠井潔さんと絓秀実さん。同世代の批評家同士であり、かつ時に互いを批判し合ったこともある二人。この論敵同士による、”最初で最後”の「対話」です。聞き手は外山恒―さん。

 

本書の構成

序章 対話の前に

第一章 1968

第二章 1968以後

終章 国家と運動のこれから

 

著者プロフィール

左)絓秀実さん 右)笠井潔さん

左)絓秀実さん 右)笠井潔さん

 
■笠井潔(かさい・きよし)さん

1948年生まれ、東京都出身。小説家、文芸評論家。日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞(小説、評論・研究部門)などを受賞。

著書に『テロルの現象学』(作品社)、『3.11後の叛乱』(集英社新書)、『例外状態の道化師』(南雲堂)、『煉獄の時』(文藝春秋)ほか多数。

 
■絓秀実(すが・ひでみ)さん

1949年生まれ、新潟県出身。文芸評論家。「日本読書新聞」編集長、近畿大学国際人文科学研究所教授などを務めた。

著書に『革命的な、あまりに革命的な』(作品社)、『1968年』(ちくま新書)、『反原発の思想史』(筑摩選書)、『天皇制の隠語』(航思社)ほか多数。

 

対論 1968 (集英社新書)
笠井 潔 (著), 絓 秀実 (著), 外山 恒一 (著)

 


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