「だれも悲しみを、きみの心臓が生んでいるとは知らないらしいよ。」最果タヒさん第10詩集『不死身のつもりの流れ星』が刊行

最果タヒさん著『不死身のつもりの流れ星』
最果タヒさんの詩集としては10作目となる『不死身のつもりの流れ星』がPARCO出版より刊行されました。
現代の先鋭詩人が放つ体感する言葉たち―ー体験する詩の展覧会という新しい表現で日本中を席巻した詩たちが一冊に集結!
本書には、2020-2022年に福岡・渋谷・名古屋・心斎橋・仙台で行われた最果タヒ展「われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」の発表作品に、書き下ろし新作を加えた全42篇を掲載。
各地でインスタレーションとして現れ、会場でしか読むことのできなかった流れ星のごとき作品たちを運動するエネルギーをそのままに収録しています。鳴動する詩編のひとつひとつが、孤独を想うすべての人々に降り注ぐ、第10詩集です。
著者プロフィール
最果タヒ(さいはて・たひ)さんは、詩人。2008年『グッドモーニング』で中原中也賞、2015年『死んでしまう系のぼくらに』で現代詩花椿賞を受賞。『夜空はいつでも最高密度の青色だ』は2017年に石井裕也監督により映画化された。清川あさみさんとの共著『千年後の百人一首』で百首の現代語訳で注目される。
詩集に『恋人たちはせーので光る』『夜景座生まれ』『さっきまでは薔薇だったぼく』など。エッセイ集に『百人一首という感情』、『「好き」の因数分解』『神様の友達の友達の友達はぼく』など、小説に『星か獣になる季節』『十代に共感する奴はみんな嘘つき』など。対談集に『ことばの恐竜』、絵本に『ここは』(絵:及川賢治さん)。
不死身のつもりの流れ星 最果タヒ (著) 「われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」 2020-2022 年に福岡・渋谷・名古屋・心斎橋・仙台で行われた最果タヒ展「われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」の発表作品を収録。さらに書き下ろし新作を加えた全42篇。 |
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