「ただ、人間らしく暮らしたい」ベストセラー『下流老人』著者・藤田孝典さんが高齢者の尊厳回復への道筋を示す『脱・下流老人』を刊行
ベストセラー『下流老人』の著者・藤田孝典さんが誰もが直面しうる危機「老後の貧困」をテーマに、誰も取り残さない社会実現への具体策を提言する『脱・下流老人 年金、生きがい、つながりを立て直す』がNHK出版より刊行されました。
高齢者が安心して生きられる、貧困打開への究極の処方箋とは?
人生100 年時代。生きがいや健康のために働き続けようとの掛け声の一方で、低年金に苦しみ、生活を補うため働かざるを得ない老年層が増え続け、生活保護以下の水準で暮らす高齢者は推計600万人を超えます。
賃金は伸びず物価が上昇する中で、50代以上の日本人が直面する困難が、老後の貧困問題です。超低年金、超低賃金、シニア労災等、見過ごすことのできない課題が山積しています。
本書『脱・下流老人 年金、生きがい、つながりを立て直す』では、ベストセラー『下流老人』(朝日新書)の著者が、公助(年金)、自助(生きがい)、共助(つながり)の見直しと改善を訴え、誰も取り残さない社会実現への具体策を提言します。
本書の構成
はじめに 「下流老人」7年目の真実
第1章 シニアワーカーのリアル
第2章 この年金額では暮らせない
第3章 「死ぬまで働く」を強いられる団塊ジュニア、氷河期世代
第4章 賃労働だけが労働か
第5章 地域やコミュニティに貢献して生きる
第6章 社会保障の未来を考える
著者プロフィール
著者の藤田孝典(ふじた・たかのり)さんは、1982年生まれ。社会福祉士。学生時代に、路上生活をする「おっちゃん」と知り合い、ホームレス問題に関心をもつ。NPO 法人「ほっとプラス」理事。「反貧困ネットワーク埼玉」代表。「ブラック企業対策プロジェクト」共同代表。聖学院大学客員准教授。
著書に『下流老人』『続・下流老人』(朝日新書)、『貧困世代』(講談社現代新書)、編著に『闘わなければ社会は壊れる』(岩波書店)など。
脱・下流老人: 年金、生きがい、つながりを立て直す (NHK出版新書) 藤田 孝典 (著) 物価高騰、年金削減、賃金低迷…厳しい状況を逆手にとって、将来不安にうち克つ道筋! 『下流老人』から7年、日本経済の衰退と物価高騰が進むなかで、年金は減らされ高齢者の貧困は厳しさを増している。この問題に、どんな解決策があるのか。 |
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