本のページ

SINCE 1991

上坂和美さんが描く〈77年前に生きる子どもと今の子どもとの出会いと友情の物語〉『ショウと伊介のふしぎなスケッチブック』が刊行

上坂和美さん著『ショウと伊介のふしぎなスケッチブック ~ヒロシマの青い空の下で~』

上坂和美さん著『ショウと伊介のふしぎなスケッチブック ~ヒロシマの青い空の下で~』

上坂和美さんが描く、77年前に生きる子どもと今の子どもとの出会いと友情の物語『ショウと伊介のふしぎなスケッチブック ~ヒロシマの青い空の下で~』がパレードブックスより刊行されました。

 

今、子どもたちに残しておきたいあの日々の記憶――。

 
【あらすじ】

野球が必要とされない時代があったなんて、しらなかった。
八月六日のことも、しらないことがいっぱいあった。
ショウと伊介の平和を願うキャッチボールをあなたへ。

ふしぎなスケッチブックがギラリと光るとき、過去と現在がつながって……。
ショウと伊介の時空を超えた友情の物語。

今を生きるショウと77年前の広島で生きる少年・伊介。
二人は不思議なスケッチブックを介し、お互いの時代をかいまみます。
ショウが向かうのは、原爆投下前日です。
戦時中の広島から来た少年と現代の少年が双方向にタイムスリップ!
バックボーンの全く異なる二人の少年は、何を見るのか――。

平和について考えることができる一冊です。

 
<著者からのメッセージ>

野球などを通じて友情を築いた二人。原爆の日、二人は離れ離れになってしまいます。8月6日、広島は世界で最初に核兵器の被害にあいました。人々は焼き尽くされ、街は焼け野原になってしまいます。生き残った人もその後、大きな苦しみをせおっていくことになります。

現在、語り部さんたちの高齢化がすすみ、貴重な記憶が失われていくという現実があります。今、その記憶を現代の子どもたちに残しておきたいと願っています。子どもたちが理解しやすい内容や言葉に配慮しました。小学校中学年から高学年まで幅広く読んでいただきたいです。

いつ戦争がはじまってもおかしくないという緊迫した時代に、平和について考えていただきたいという想いをこめて書きました。

 

著者プロフィール

著者の上坂和美(うえさか・かずみ)さんは、大阪府出身。兵庫県伊丹市で育ち、現在は奈良県在住。児童文学作家。日本児童文学者協会会員。京都教育大学卒業。

著書に『コロッケいっぽーん!少女剣士』(学習研究社)、『世界の食生活を変えた奇跡の麺』(学習研究社)、『お料理コンテスト スパゲッティで大勝利!』(汐文社)、『あったかいね 永遠の学び舎─豊郷小学校物語』(芙蓉会)、『iPS細胞発見!山中伸哉物語』(PHP研究所)などがある。

 

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です