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一ノ瀬縫さん「ステキブンゲイ大賞」優秀賞『サンティトル』が刊行

一ノ瀬縫さん著『サンティトル』

一ノ瀬縫さん著『サンティトル』

小説投稿サイト「ステキブンゲイ」にて開催された「第一回ステキブンゲイ大賞」で優秀賞を受賞した、一ノ瀬縫さん著『サンティトル』がステキブックスより刊行されました。不思議な読後感と独特の優しいストーリーが話題を呼び舞台化、漫画化も決定しています。

 

『サンティトル』あらすじ

進路も決まらないまま大学を卒業し、4月を迎えてしまった高柳芽美。それが気になって身が入らず、ミス続きだったバイトもクビになってしまった。日比谷のファッションビルの屋上、いよいよ追い詰められた芽美が、ついフラフラと転落防止の柵をまたぎ越えたそのとき__。

 
「タカメ?」と、懐かしいどころか忘れかけていた呼び名を投げかけてきたのは小学校時代の同級生、ナルセだった。10年前の、飄々とした胡散臭い男子のイメージのまま成長していたナルセにペースを握られ、気づけば芽美は、彼が運営しているというサービス系のアプリで、なんでも屋のようなバイトをすることに。

 
もう「学生」は終わってしまった。まだ「社会人」とは呼べない。なりゆきで始めた仕事をこなしながら、芽美は自分の将来を模索する。宙ぶらりんの時間を過ごす女性の、小さな自分探しを描いた、「第一回ステキブンゲイ大賞」優秀賞受賞作!

 

著者プロフィール

著者の一ノ瀬縫(いちのせ・ぬい)さんは、東京都出身。2021年、本作にて第一回ステキブンゲイ大賞優秀賞を受賞(受賞時タイトルは「正直な空白」)。2022年『5分後に衝撃のどんでん返し』(河出書房新社)に短編「彼女は」が収録。「SATURDAY」でLINEノベル第3回ショートストーリーコンテスト大賞を受賞。

 

ステキブックスとは

ステキブックスは、小説家・中村航さんがスタートした出版社です。
意欲ある書き手による優れた作品を、いかにして世の中に出していくか、書き手と読み手の立場からまじめに考え、持続可能な出版社を目指します。

また、ステキブックスと共にある小説投稿サイト「ステキブンゲイ」では、ライトノベルは扱わず、いわゆる一般文芸の投稿作品を募り、プロ・アマチュアの垣根なく、活躍できる舞台を提供しています。

 

サンティトル
一ノ瀬縫 (著)

 


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