全米図書館協会アレックス賞受賞!T.J.クルーンさん初翻訳作品『セルリアンブルー 海が見える家』が刊行
『Into This River I Drown』(未邦訳)で第26回ラムダ文学賞を受賞したT.J.クルーンさんの初邦訳作品『セルリアンブルー 海が見える家』(上下巻)がオークラ出版 より刊行されました。
原著である『The House in the Cerulean Sea』は、2021年全米図書館協会アレックス賞を受賞、ニューヨークタイムズ・USAトゥデイ・ワシントンポストのベストセラーであり、世界29か国で刊行されています。
ニューヨークタイムズベストセラー&全米図書館協会アレックス賞受賞! T.J.クルーンさん初翻訳作品
「普通」と異なる孤児の児童保護施設や学校を運営する魔法青少年担当省・通称:ディコミーで、ケースワーカーとして働くライナスは、猫のカリオペと静かに暮らす、きちょうめんな中年男性。
そんな彼が、マーシャス島にある児童保護施設のようすを1カ月間観察し、施設が存続に値するかどうかを調べるという重要任務に抜擢されました。
マーシャス児童保護施設には、施設長のアーサーと6人の子どもたちが暮らしています。まじめに任務を全うしようとするライナスでしたが、個性豊かな子どもたちに翻弄され、戸惑ってばかり。そして、謎めいたアーサーのことがなんだか気になってしまいます。
高血圧でおなか周りの脂肪が気になる中年男性が主人公というあまり見かけない設定の現代ファンタジーで、ライナスとアーサーや子どもたちとのユニークで楽しい交流をメインにストーリーは進みますが、日常生活に少し疲れた中年期の心の成長や、多様性を認めること、差別や虐待に立ち向かうこと、大切な家族を築くことを描いた深みのあるストーリーです。
セルリアンブルーの海を思い浮かべながら、かけがえのない出会いがもたらす大きな転機の物語をお楽しみください。
著者プロフィール
■T.J.クルーンさん
『Into This River I Drown』で第26回ラムダ文学賞を受賞。
本作『The House in the Cerulean Sea』は、2021年全米図書館協会アレックス賞受賞、ニューヨークタイムズ・USAトゥデイ・ワシントンポストのベストセラーであり、初めての邦訳作品となる。
■訳:金井真弓(かない・まゆみ)さん
翻訳家。『愛されすぎたぬいぐるみたち』『嫌いだけど大好きなあなた』(以上、オークラ出版)、『ボーイフレンド演じます』(二見書房)、『夢遊病者と消えた霊能者の奇妙な事件』(新紀元社)、『わたしの体に呪いをかけるな』(双葉社)、『マリア・シャラポワ自伝』(文藝春秋)など訳書多数。
セルリアンブルー 海が見える家 上 (マグノリアブックス) T.J.クルーン (著), 金井真弓 (翻訳) ‘普通’と異なる孤児の児童保護施設や学校を運営する魔法青少年担当省・通称:ディコミーで、ケースワーカーとして働くライナスは、猫のカリオペと静かに暮らす、きちょうめんでまじめな中年男性。 そんな彼が、最高幹部から抜擢されて重大任務を任された。マーシャス島にある児童保護施設の謎めいた施設長アーサーと、個性豊かな6人の子どものようすを1カ月間観察し、施設が存続に値するかどうかを調べるという任務だ。 危険で重要な指令に戸惑いながら、しぶしぶマーシャス島へ行ったライナス。それは、かけがえのない出会いがもたらした大きな転機のはじまりだった── ライナスの成長を描く心温まる現代ファンタジー。 |
セルリアンブルー 海が見える家 下 (マグノリアブックス) T.J.クルーン (著), 金井真弓 (翻訳) 魔法青少年担当省・通称:ディコミーでケースワーカーとして働くライナスは、マーシャス島児童保護施設を存続すべきかどうかを調べる重要任務に抜擢された。 1カ月間の視察の期限が終わりに近づくにつれて、施設長アーサーと個性豊かな子どもたちに翻弄されながらも、彼らと向き合い、理解を深めてきた。 謎の多い施設長アーサーが気になるライナスは、地下室へとつながる扉を発見し、思いもよらない【事実】を知る。 そして、児童保護施設の存在を良く思わない村人たちも不穏な動きを見せたとき、ライナスとアーサーは強い意志で立ち向かうのだった── かけがえのない絆とロマンスを描く現代ファンタジー |
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