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本の要約サービス「flier」が8月の月間ランキングを発表 1位は外山滋比古さん『やわらかく、考える。』

本の要約サービス「flier」が8月の月間ランキングを発表

本の要約サービス「flier」が8月の月間ランキングを発表

本の要約サービス「flier」を運営する株式会社フライヤーは、2022年8月のビジネス書月間ランキングを発表しました。

※ランキングは、「flier」の有料会員を対象に、スマホアプリおよびウェブのアクセス数(紹介書籍の要約閲覧数)を合算し順位付け。集計期間は2022年7月25日~2022年8月24日です。

 

1位に輝いたのは『思考の整理学』著者による「発想術」入門書!

 1位に輝いたのは『やわらかく、考える。』(外山滋比古/PHP研究所)でした。本書は、『思考の整理学』(筑摩書房)などで知られる外山氏がこれまでに執筆してきた著作の中から、柔軟な視点を養うヒントを150個集めた1冊です。
 情報化社会では、毎日多くの情報が入ってきてしまい、頭の余白を作ることが難しくなってしまいがちです。「わからないことは放っておく」「外から物事を見る」など、柔軟な発想に必要なヒントを得るために、多くのビジネスパーソンが本書を手に取ったことが伺えます。

 
<flierユーザー閲覧数 月間ランキングTOP10(2022年8月)> ※敬称略

1位:『やわらかく、考える。』(外山滋比古/PHP研究所)

2位:『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』(ヤニス・バルファキス/ダイヤモンド社)

3位:『医者が教える 感情的にならない気持ちの整理術 特装版』(和田秀樹/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

4位:『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』(黒田尚子/日本経済新聞出版)

5位:『部下 後輩 年下との話し方』(五百田達成/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

6位:『22世紀の民主主義』(成田悠輔/SBクリエイティブ)

7位:『今さら聞けない お金の超基本』(泉美智子(監修)、坂本綾子/朝日新聞出版)

8位:『仕事は自分ひとりでやらない』(小田木朝子/フォレスト出版)

9位:『大人に必要な読解力が正しく身につく本』(吉田裕子/大和書房)

10位:『因数分解思考』(深沢真太郎/あさ出版)

 
なお、今回の月間ランキングに基づいたフェアが、イオングループの「未来屋書店」など全国35都道府県、約190店舗の書店にて10月より開催予定です。開催期間や展開書籍・点数は、各店舗によって異なります。

 

フライヤーのコメント「ベストセラー『思考の整理学』の外山滋比古氏の著書は、今もなお多くの支持を集めている」

上位5冊を見てみると、発想術、経済、メンタル、お金、話し方…多種多様なジャンルの書籍がランクインしました。その中でも、外山滋比古氏の「発想術」の入門書『やわらかく、考える。』が最も多くの支持を集めました。

外山氏は、歴代の東大生・京大生が根強く支持する263万部突破のベストセラー『思考の整理学』(筑摩書房)などで知られており、多くの大学で教授を歴任されたほか、文学博士、評論家、エッセイストなど幅広く活躍。専門の英文学のみならず、思考、日本語論などさまざまな分野で創造的な仕事を続け、「知の巨人」と称されました。2020年7月に逝去された後も、その著書は多くの人に愛され続けています。

今回1位に輝いた『やわらかく、考える。』はベストセラーとなった『こうやって、考える。』の第2弾。これまで外山氏が執筆された書籍の中から、「柔軟にものごとを見るヒント」が150個厳選されています。少し見方を変えるだけで、ひらめきを与えてくれる1冊です。

また、2位以下の書籍もベストセラーや著名な著者の書籍が多くランクインしており、ベストセラーが持つ「普遍的な知」が、多くのビジネスパーソンの悩みを解決する一助になっていることが分かりやすく現れているランキングとなりました。

 

2022年8月 ビジネス書月間ランキング1位『やわらかく、考える。』編集担当・PHP研究所 編集長 中村悠志さん コメント

本書は、『こうやって、考える。』に続く、箴言集の第2弾となります。実は、外山滋比古先生が生前最後に手掛けられた本の文庫版でもあり、この度の月間ランキング1位獲得には、天国にいる先生も大変喜ばれているものと思います。

本企画は、先生の膨大な著作の中から、弊社の編集部が言葉をセレクトしたものですが、先生ご自身も「引用された短文が、もとの本文の中にあったときとは違った、新しいニュアンスをともなっている」と語られており、この短文スタイルの本におもしろさを感じられていたようです。

実際、パラパラとページをめくっているだけで、思わず「ハッとする言葉」と出合えるはずです。「最近、新しいアイデアが出にくくなった」と悩む方には、ぜひおすすめしたい1冊です。

 

「flier(フライヤー)」について

flier(フライヤー)は、 ビジネス書を中心とした本の内容を「1冊10分」に要約してアプリやWebで閲覧できるサービスです。新刊を中心に旬の本や既刊の名著を毎日1冊、年間365冊配信しており、現在2,800冊以上の本を読むことができます。全国で780店舗以上の書店にフライヤー棚を設置しています。

 
flier(フライヤー)の最大の特長は「書評(レビュー)」ではなく「要約」である点です。書き手の主観が入る書評とは異なり、著者の主張や論理(重要ポイントや全体像)を忠実にまとめ、読者に伝えます。書評でないため、出版社と著者から要約の許可を得る必要があり、要約した原稿にも目を通してもらうことで、高品質なサービスを提供しています。

 
要約の文字量は4,000字ほどで、10分程度で読める工夫をしています。「flier」には、新刊(掲載書籍の8割)を中心に、毎日1冊の要約文をアップ。現在2,800冊超(2022.4)を掲載しています。要約記事は自社の編集者に加えて、経験豊富な外部ライター約50人が作成します。

 
要約書籍の冊数増とともに、累計会員数もサービス開始から右肩上がりで、現在の同会員数は2年前の2倍強(前年比も1.5倍)と近年急拡大。法人契約社数も好調で、2年前の3倍強の増加率で急伸しています。

★URL:https://www.flierinc.com/

 

やわらかく、考える。 (PHP文庫)
外山 滋比古 (著)

大人気シリーズ第2弾!

本書は、ベストセラーとなった箴言集『こうやって、考える。』の姉妹本です。
知の巨人がこれまでに執筆した膨大な著作の中から、「柔軟な視点を養うためのヒント」を150に厳選しました。

ガチガチになった頭を解きほぐし、ひらめきとアイデアが溢れ出す1冊!

(主な項目)
●忙しくても、昼寝をする
●ゆっくり急ぐ
●頭の中のよぶんなものを捨てる
●雑談は発見のタネ
●不幸なときは読書のチャンス
●あてもない旅をするetc.

「本書は、これまでの著作の中から「柔軟にものごとを見るヒント」となるような箇所を抜粋して、一冊の本にまとめたものである。日ごろしていることをほんのすこし変えるだけで、ずいぶん変わってくる。新しいことのように見えても、その実、昔から言われてきた知恵と同じだったりする。こういうヒントが、読者のみなさんに、いくらかでも参考になれば幸いである」(本書「はじめに」より抜粋)

 


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