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世界自然遺産「屋久島」を舞台にした山岳怪異譚!樋口明雄さん『屋久島トワイライト』が刊行 装画は「十二国記」シリーズの山田章博さん

樋口明雄さん著『屋久島トワイライト』

樋口明雄さん著『屋久島トワイライト』

樋口明雄さんの「屋久島山岳ガイド狩野哲也シリーズ」第2弾『屋久島トワイライト』が山と溪谷社より刊行されました。

 

屋久島は神々の島だ。人に見える表の姿と、見えぬ裏の姿がある。

「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズなどの山岳小説を数多く手掛け、「超」怖い話シリーズなどの実話怪談も執筆してきた作家・樋口明雄さんが、本作では、世界自然遺産・屋久島を舞台にした伝奇ホラー小説に挑みました。

 
登山を趣味とする樋口さんは、日本第二の高峰・南アルプス北岳に何度も登った経験から「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズなどを執筆してきました。今回は、山岳雑誌『山と溪谷』の取材で訪れた鹿児島県の屋久島最高峰・宮之浦岳をモチーフにしており、登山の様子はディテールまでがリアルに描かれます。そこに伝奇ホラーの要素が加わることで、現実と虚構が交錯し、屋久島の異界へと読者をいざないます。

 
本作は『還らざる聖域』(角川春樹事務所)に続く、「屋久島山岳ガイド狩野哲也シリーズ」の第二作となります。登場人物の重なりはありますが、前作は本格冒険小説、本作は伝奇ホラーとジャンルをまたぎ、どちらを先に読んでも楽しむことができます。

なお、カバー装画は「十二国記」シリーズなどで著名な山田章博さん。伝説の妖怪・山姫を中心に、異界の屋久島を鮮やかに描いています。

 
<あらすじ>

オカルト雑誌<オーパーツ>の編集者である野々村舞は、伝説や実話怪談を集めて記事にするため、屋久島を訪れた。ツアーガイドの狩野哲也とともに、“河童博士”や口寄せを行う巫女に会った後、屋久島最高峰の宮之浦岳縦走へと向かう舞。彼女はそこで、不思議な世界に迷い込んでしまう――。

 

著者プロフィール

著者の樋口明雄(ひぐち・あきお)さんは、1960年生まれ、山口県出身。山梨県北杜市在住。山梨県自然監視員。

2008年に刊行した『約束の地』(光文社)で第27回日本冒険小説協会大賞および第12回大藪春彦賞を受賞。2013年には『ミッドナイト・ラン!』(講談社)で第2回エキナカ書店大賞を受賞。南アルプス・北岳を舞台とした山岳小説「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズのほか、ノンフィクション『北岳山小屋物語』(山と溪谷社)など著作多数。

 

屋久島トワイライト
樋口 明雄 (著), 山田 章博 (イラスト)

「この島には異世界がたくさんあるんです。それぞれ別々の場所にあって、複雑に重なり合ってる。
けれども、どの世界もふつうの人間には立ち入ることができないんです」 (本書より)

オカルト雑誌『オーパーツ』の編集者である野々村舞は、伝説や実話怪談を集めて記事にするため、世界自然遺産・屋久島へ飛んだ。
ツアーガイドの狩野哲也とともに、“河童博士”や口寄せを行う巫女に会った後、屋久島最高峰の宮之浦岳縦走へと向かった舞。
彼女はそこで、不思議な世界に迷い込んでしまう――。

現実と虚構が交錯する、屋久島山岳怪異譚。
大藪春彦賞作家・樋口明雄の最新刊!

※『還らざる聖域』(角川春樹事務所)は、本書と登場人物がクロスオーバーする姉妹編。

<既刊>

還らざる聖域
樋口 明雄 (著)

屋久島、陥落
202X年、内戦に揺れる北朝鮮の最強部隊・特殊作戦軍が世界遺産・屋久島に突如上陸した!
全島を武力制圧し、島民を人質に日本を脅迫する中、そのとき政府は、警察は、そして島民は――
空前のアクション超大作! ――奇跡はまた起こるさ……ここは神の島だからな

 


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