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『芸術新潮』9月号は「ベルサイユのばら」大特集! 誕生50周年記念「ベルサイユのばら展」の開催も

『芸術新潮』9月号は「ベルサイユのばら」大特集!

『芸術新潮』9月号は「ベルサイユのばら」大特集!

新潮社が発行する『芸術新潮』9月号(8月24日発売)では、「ベルサイユのばら」を大特集します。

 

オスカルとアンドレは、結ばれる運命ではなかった…!?

男装の麗人オスカルと、悲劇の王妃マリー・アントワネット――フランス革命期に生きた対照的な2人のヒロインを軸に描かれる壮大な歴史ロマン「ベルサイユのばら」。連載の開始から50周年を迎えるあの名作が、いま、再び脚光を浴びています。

 
史実とフィクションを巧みに織り交ぜたドラマチックなストーリーと、感情移入せずにはいられない魅力的な人物造形は、まさに少女漫画の歴史を塗り替えるものでした。

 
『芸術新潮』9月号の特集「ベルサイユのばらの真実」では、選び抜いた名場面の数々で物語を振り返るとともに、代表的なキャラクター39人のプロフィールを徹底紹介しています。

 
作者・池田理代子さんへのインタビューでは、意外な事実も明らかに!
「オスカルは、アンドレ以外の男性と結ばれる可能性もあった……」
「ルイ16世こそ、女性にとって理想の夫像である……」
などなど。当時の制作秘話や近況をたっぷりお聞きしています。

 
さらに、美術雑誌ならではの視点からも”ベルばらの真実”に迫っています。

「美術篇」では、ルイ15世(マリー・アントワネットの夫ルイ16世の祖父で、あまたの愛人を抱え”最愛王”と呼ばれた王様)の宮廷で花開いたロココ文化が、革命期に差しかかると、謹厳で正統な美を追求する新古典主義へと移行してゆく過程を、美術史家・鈴木杜幾子さんが解説。

「歴史篇」では、「ベルばら」の気になる脇役、オルレアン公の人物像に迫りつつ、フランス革命史を振り返る論考をフランス文学者・鹿島茂さんが展開。作中での登場回数は少ないものの、アクの強さで存在感を放っていたオルレアン公の実像が明らかに。

 

展覧会「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展―ベルばらは永遠に―」が東京&大阪で開催

9月には、東京を皮切りに、連載当時の貴重な原画や関連資料を集めた「ベルサイユのばら展」も開催されます。

(c)池田理代子プロダクション

(c)池田理代子プロダクション

■開催日程
◎東京シティビュー:2022年9月17日(土)~11月20日(日)
◎大阪・阪急うめだ本店:2022年11月30日(水)~12月12日(月)

★展覧会公式サイト:https://verbaraten.com/

 

芸術新潮 2022年9月号

◆特集◆
「ベルサイユのばら」の真実

男装の麗人オスカルと、悲劇の王妃マリー・アントワネット。
2人の主人公の、愛と波乱の生涯を描いた「ベルばら」の誕生から50年。
永遠の名作に改めてひたりつつ、彼女たちの時代を彩ったアートの世界を展望する。

●早わかりベルばら年代記
●革命と絵画 「ベルばら」時代の巨匠たち
(1)「ルイ大王の世紀」が終わり、ロココの宴が始まる
(2)逸楽と啓蒙、または最愛王とポンパドゥール夫人
(3)嬌声のかなた、新時代の足音が聞こえる
(4)革命派VS王党派 動乱を生き抜いたそれぞれの道
●オルレアン公夜話 ルイ16世を悩ませたボンクラ・プリンス
●池田理代子インタビュー「オスカルは私の分身のようなもの」
●新旧ファンの胸震わせる、エピソード編
●ベルサイユのばら外伝
●「ベルばら」展 宝塚歌劇の展示品 全点解説
●宝塚歌劇の「ベルばら」は何故かくも愛されたか
●展覧会案内

 
【関連】
誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 -ベルばらは永遠に- オフィシャルホームページ | 開催概要日程・見どころ紹介

 


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