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鹿ノ倉いるかさん「第1回次世代作家文芸賞」大賞受賞作『もうこれ以上、君が消えてしまわないために』が刊行

鹿ノ倉いるかさん著『もうこれ以上、君が消えてしまわないために』

鹿ノ倉いるかさん著『もうこれ以上、君が消えてしまわないために』

徳間書店は、第1回「次世代作家文芸賞」(カルチュア・コンビニエンス・クラブ、indent 共催)の一般向けエンターテイメント小説部門で大賞を受賞した、鹿ノ倉いるかさん著『もうこれ以上、君が消えてしまわないために』を徳間文庫より刊行しました。
全国の書店、インターネット書店で発売されるほか、全国のTSUTAYAでは書籍・コミック売場の一等地でコーナー展開される予定です。

 

『もうこれ以上、君が消えてしまわないために』について

『もうこれ以上、君が消えてしまわないために』(「君がこの世を去ったあとの世界」を改題)は、無気力な大学生と元作家の美女幽霊が織りなす奇妙な共同作業、そこから生まれる恋路を描いたタイムリミットラブコメディです。

 
【あらすじ】

さよなら、
私もあなたが大好きでした

「これから伝えることをパソコンで打ち込んでください」引っ越したアパートで女性の奇妙な声がした。切迫感に急き立てられ入力していくと、それは何かの物語らしい。なんと彼女は……元小説家の幽霊だった!

未完の次回作に未練が残り成仏できない。パソコンを触れない自分の代筆を引き受けてほしい。もし出版にこぎつけられたら印税はあなたのもの。甘い言葉に誘われ〈ゴーストライター〉を引き受けた僕だったが、問題が一つあった。彼女の記憶が徐々に消えつつあるのだ。急がなければ!

可愛いけど皮肉屋な元作家の美女(!?)幽霊と、毎日を無気力に過ごしていた大学生の僕。二人の奇妙な共同作業が織りなすタイムリミットラブコメディ!

★試し読み:https://www.tokuma.jp/files/actibook/605694/?pNo=1

 
〔担当編集者より〕
元作家の美女幽霊と、彼女の〈ゴーストライター〉を引き受けてしまった大学生の僕。二人の奇妙な共同作業の行く末にハラハラしながら、時に笑い、時に泣き――ラストに号泣。面白いエンタメ小説を読みたい人に、自信を持っておススメできる一冊です!

 
<書店員さんから共感の声、続々!>

◎一人の男の人生の再出発を描いた優しい物語。(代官山 蔦屋書店 禿恒久さん)

◎物語のラスト、きっと全員同じ奇跡を願う。(代官山 蔦屋書店 藤田紗也さん)

◎どんなに愛おしい想いが溢れても、こんなに近くに居ても、触れられないなんて。(浦和 蔦屋書店 阪井宏行さん)

◎幽霊小説家と僕の小説創作、そして恋愛…。愛は命の有無も超える!(枚方 蔦屋書店 大江佑依さん)

◎彼女が最後に残した切なすぎる7行のメッセージに涙腺崩壊。(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 BOOKSTORE Company BOOK 本部 長谷聡さん)

 

鹿ノ倉いるかさんコメント(大賞受賞時)

(c)Iruka Kanokura 2022

(c)Iruka Kanokura 2022

最初応募要項を見た際に、約800店舗のTSUTAYAで展開してもらえるなんて有難い賞だなと思いました。他の文芸賞と違う記入項目が多かったのですが、その中のひとつである「想定するターゲット層」に「『君の名は。』のような不思議な要素が入った青春恋愛ものを好む層」と書きました。そして、まさか大賞をいただき、『君の名は。』で「瀧くん」の声を演じた神木隆之介さんが会場にいらっしゃるなんて、とても運命的なものを感じました。

 

著者プロフィール

著者の鹿ノ倉いるか(かのくら・いるか)さんは、2017年10月より小説投稿サイト「小説家になろう」で執筆開始。投稿作「時間遡行で学生時代に戻った僕は、妻の恋を成就させたい」を大幅改稿した同作で、一般小説デビュー。2021年、本作(応募時「君がこの世を去ったあとの世界」改題)で第一回次世代作家文芸賞「一般向けエンターテイメント小説部門」大賞を受賞。

他の著書に、『縁結び神社の猫神様 お導きはマッチングアプリで』がある。

 

次世代作家文芸賞とは

次世代作家文芸賞は、TSUTAYAと、執筆ツール「Nola」を提供するindentが共催する、これからの書籍・漫画業界を担う次世代作家を支援することを目的とした2021年新設の公募の文芸賞です。

なお、第2回「次世代作家文芸賞」も開催され、TSUTAYAのグループ出版社である徳間書店とアース・スターエンターテイメントに加え、ソニー・ミュージックエンタテインメントが運営する「monogatary.com」も共催に加わりました。「一般向けエンターテイメント小説部門」、「ライトノベルス文芸部門」、「コミカライズ原作部門」という出版社ごとに異なるテーマ・ジャンルの部門を設け、出版社や、Nola編集部、共催各社の社員による選考を経て、各部門で大賞を決定します。大賞作品の発表は2022年9月某日を予定しています。

★第2回「次世代作家文芸賞」公式サイト:https://contest.nola-novel.com/zisedaisakka202209

 

もうこれ以上、君が消えてしまわないために (徳間文庫)
鹿ノ倉いるか (著)

私はまだ成仏したくないんです

幽霊に懇願されたのは――
未完の恋愛小説の代筆だった!

毎日を無気力に生きていた大学生の僕
元作家の美女(?)幽霊

二人の奇妙な共同作業が始まった

 
【関連】
最終選考 結果発表|第一回 次世代作家 文芸賞
第二回 次世代作家 文芸賞

 


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