短歌で切なく、エッセイでさらに切ない!“短歌芸人”岡本雄矢さん初著書『全員がサラダバー行ってる時に全部のカバン見てる役割』が刊行
「短歌芸人」として活動している岡本雄矢さん(コンビ名:スキンヘッドカメラ)の初の書籍『全員がサラダバー行ってる時に全部のカバン見てる役割』(イラスト:谷端実さん)が幻冬舎より刊行されました。日々起こるちょっとした不幸を綴った、フリースタイルな短歌とエッセイが詰まった一冊です。
穂村弘さん、俵万智さん、板尾創路さんが絶賛!“短歌芸人”岡本雄矢さんの初めての書籍『全員がサラダバー行ってる時に全部のカバン見てる役割』が発売
「僕の生活には、なぜ自分だけがこんな目に遭うんだ!?というようなことがよく起こります」という著者が、日々起こる“小さな不幸”を、短歌とエッセイで綴りました。
だれにでもある「あんなトホホ」「こんなトホホ」に、共感したり、クスっと笑ったり、ほろりと来たり。
切なさやしょんぼりも、短歌にすれば、ちょっと笑えて、少し前向きになれる――。「短歌」の面白さを再発見させてくれる一冊です。
岡本さん初の書籍にして、大御所の皆さんからも絶賛の声が寄せられています。
◆磨き抜かれた駄目さ、情けなさ、しょうもなさの輝き。
一つ一つのエピソードが泥団子の宝石だ!
――穂村弘さん
◆小さなマイナスを、小さなプラスに変えられるのが短歌だ。
岡本雄矢は、枯木のような日常を、歌の小花でいっぱいにする。
三十一文字の花咲か爺さんである。
――俵万智さん
◆ドラマ化決定! 業界はこんな原作を待っていた!
来春NHKでオンエアなので本は買う必要なし!
――板尾創路さん
(※いいえ、決まっておりません。なので買ってください!〔著者注〕)
<不幸短歌の例>
◎全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割
◎あの数ある自転車の中でただ1台倒れているのがそう僕のです
◎星空が綺麗なことで有名な露天風呂でのすごい曇天
◎頼んでたラーメンよりも200円高いのがきたがなにも言わない
◎死にたいと呟くあいつの腸にまで生きて届いているビフィズス菌
◎趣味 君のLINEを見返すこと 特技 君から返事が届かないこと
◎歯磨きのリズムキモいと言われてる同棲3日目の夜のこと
…など全103首掲載。
<本文例>
著者プロフィール
著者の岡本雄矢(おかもと・ゆうや)さんは、1984年生まれ。北海道札幌市出身。コンビ名はスキンヘッドカメラ。吉本興業所属。
詠みはじめるとなんでも“不幸短歌”になってしまうという特徴を持つ。「日本にただ1人の歌人芸人」。
全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割 岡本 雄矢 (著) 誰にでもあるこんなトホホ、あんなトホホ。 === |
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