光文社がノンフィクション・学術文庫シリーズ「光文社未来ライブラリー」を創刊
光文社は、光文社文庫の新レーベルとして「光文社未来ライブラリー」シリーズを創刊しました。文庫としては、2006年9月創刊の「光文社古典新訳文庫」以来となります。
コンセプトは、「最良の未来を発明する人々のための、新しいノンフィクション・学術文庫シリーズ」で、翻訳単行本、ノンフィクション、新書の中から未来の「知」に相応しいアカデミック、ジャーナリスティックなものを厳選してラインナップに加えていきます。
幅広い年代の読者に手に取ってもらえるラインナップを意識していますが、特に「これから様々な分野のリーダーとなり、未来をつくっていく方々に読んでほしい」という思いを込めて、「未来ライブラリー」とネーミングしています。
【創刊ラインナップ(2点)】 ※敬称略
■『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』
著:マルコム・グラッドウェル/訳:沢田博・阿部尚美
あなたの判断を支配している「ひらめき」の正体とは?
一瞬のうちに「これだ!」と思ったり、説明できないけど「なんか変」と感じたりしたことはないだろうか? これが心理学でいう「適応性無意識」である。なぜ、さまざまな科学的検査で本物と鑑定された古代ギリシャ彫刻を、何人かは見た瞬間に贋作だと見抜けたのか? あるベテランのテニスコーチはいかにして、選手のサーブ直前にダブルフォールトになることを見抜いているのか? 多くの実験や取材から、「ひらめき」の力の謎に迫る!
「著者による後記」も新たに加え、待望の文庫化。
■『ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち』
著:J・D・ヴァンス/訳:関根光宏・山田文
「米大統領が代わっても、忘れられてはならない本がここにある」
ブレイディみかこさん推薦
2016年、無名の31歳の弁護士が書いた回想録がアメリカでミリオンセラーとなった。「ラストベルト(さびついた工業地帯)」と呼ばれる、かつて鉄鋼業などで栄えた地域の荒廃、自らの家族も含めた貧しい白人労働者階層の独特の文化、悲惨な日常を描いた本書は、トランプ現象を読み解く一冊として世界中でセンセーションを巻き起こす。2020年、ロン・ハワード監督によって映画化もされた歴史的名著が、文庫で登場。解説・渡辺由佳里
第1感 (光文社未来ライブラリー) マルコム・グラッドウェル (著), 沢田博 (翻訳), 阿部尚美 (翻訳) |
ヒルビリー・エレジー (光文社未来ライブラリー) J・D・ヴァンス (著), 関根光宏 (翻訳), 山田文 (翻訳) |
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