畠山健二さん「本所おけら長屋」シリーズが150万部を突破! オンラインイベント、山口恵以子さんとのトークショー&サイン会など続々開催
江戸は本所の貧乏長屋で、金はないけど情に厚い個性的な面々が次々に巻き起こす珍騒動を描いた、畠山健二さんの「本所おけら長屋」シリーズ最新作『本所おけら長屋(十八)』がPHP研究所より3月25日に刊行され、これをもってシリーズ累計150万部を突破しました。
書店が育ててくれた「本所おけら長屋」シリーズ
2013年刊行の「本所おけら長屋(一)」は、著者にとって2作目の小説で、初の時代ものでした。知名度も実績もない本作を「面白い」と応援し、読者に届けてくれたのは全国各地の書店です。
著者は累計発行部数150万部を突破するまでに成長した理由について、「全国の書店さんが応援してくれたからです。つまり、『本所おけら長屋』は書店さんに育てていただいたのです」と力説します。
第1巻の発売日に都内の書店を訪問した著者は、フロアに並ぶ文庫本の数に圧倒されました。「この中から『本所おけら長屋』を手に取ってくれる人などいるのだろうか」と絶望しかけると同時に、著書を読者に届けてくれる書店に感謝を伝えなければと考えたのです。作品を読んでファンになり、推薦POPや工夫を凝らした展示で応援してくれる書店員に会いに行く「畠山健二の書店行脚」は、10年近く続く『本所おけら長屋』の名物となり、訪れた店舗はのべ1000店を超えています。
◆女優・大塚寧々さんの“推し時代小説”
演芸の台本も執筆する畠山さんがこだわるのは、誰も傷つけない“絶妙な笑い”。時代小説特有の切った張ったではなく、人情深い“笑い”に特化することで女性ファンも獲得しました。
女優の大塚寧々さんも、“おけら長屋ファン”を公言。登場人物について、「誰が一番というより、『おけら長屋』という“箱”ごと愛しい」という“本所おけら長屋推し”の大塚さんと畠山氏の対談記事は『文蔵』4月号に掲載されています。
★「空き家があったら住みたい」大塚寧々さんを虜にした“長屋”の正体:https://shuchi.php.co.jp/article/9148
※『文蔵 2022.4』(PHP研究所)に掲載された記事を抜粋・編集
イベントも続々開催!
「本所おけら長屋」シリーズの150万部突破を記念して、文化通信社では5月12日にオンラインイベントを開催します。
また、5月14日・15日には、畠山健二さんが、創業150周年を迎えた今井書店グループ(鳥取県米子市)においてトークイベントを開催。シリーズ開始時から応援を続けてくれた同グループの大きな節目に、作家仲間の山口恵以子さんとともに駆け付けます。
<文化通信社主催 畠山健二先生「本所おけら長屋」シリーズ 150万部突破記念オンラインイベント>
■日時:2022年5月12日(木)20:00~
■配信:Zoomウェビナー
■参加条件:対象書店で「本所おけら長屋」シリーズ第1~18巻のいずれかを購入した方
★イベント詳細:https://www.bunkanews.jp/article/262782/
<畠山健二先生・山口恵以子先生 トークショー&サイン会>
5月14日(土)に今井書店グループセンター店(松江市)、15日(日)に本の学校今井ブックセンター(米子市)で開催される今回のイベントには、『婚活食堂』『食堂のおばちゃん』シリーズで人気の山口恵以子さんも登場します。畠山健二さんと山口さんの対談イベントは、東京や北海道、九州などの書店でも実施されており、息の合ったトークが好評です。
申し込みは両会場のいずれかで「本所おけら長屋」シリーズ、「婚活食堂」シリーズ購入の希望者に整理券が配布されます。
〈松江会場〉
■日時:2022年5月14日(土)10:30~(開場:10:00)
■会場:今井書店グループセンター店(島根県松江市田和山町88)
■定員:20名
■参加方法:参加には参加整理券が必要です。
〈米子会場〉
■日時:2022年5月15日(日)14:00~(開場:13:30)
■会場:本の学校今井ブックセンター(鳥取県米子市新開2-3-10)
■定員:30名
■参加方法:参加には参加整理券が必要です。
★詳細:https://www.imaibooks.co.jp/book/?p=11478
<YouTube LIVE【「本所おけら長屋」150万部突破記念 畠山健二先生×書店員さん】も公開中>
■日時:2022年3月30日19:00~
■配信:YouTube LIVE配信
★PHPYouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/watch?v=X_nUnuuD9-Q
『本所おけら長屋(十八)』について
【あらすじ】
藩主高宗と正室玉姫に世継ぎがないのを案じた家臣が、側室候補を連れてきて……(「あやつり」)や、金太と犬の銀太のコンビが大店の娘の誘拐事件を解決!?友情と別れのせつなさが心に残る(「きんぎん」)など4篇を収録。「今回はオーソドックスに『おけら長屋』らしい話を」と著者が語る通り、読者人気の高いキャラクターや、久しぶりの出番となる古株のキャラクターが登場するなど、新たなファンはもちろん、馴染のおけらファンも楽しめる最新巻です。
著者プロフィール
著者の畠山健二(はたけやま・けんじ)さんは、1957年生まれ。東京都目黒区出身、墨田区本所育ち。演芸の台本執筆や演出、雑誌のコラム連載やものかき塾の講師も務める。2012年『スプラッシュ マンション』(PHP文芸文庫)で小説家デビュー。翌年スタートの文庫書き下ろし時代小説「本所おけら長屋」シリーズがベストセラーとなる。
その他の著書に『下町呑んだくれグルメ道』(河出文庫)、『超入門! 江戸を楽しむ古典落語』(PHP文庫)、『粋と野暮 おけら的人生』(廣済堂出版)がある。
本所おけら長屋(十八) (PHP文芸文庫) 畠山 健二 (著) おかげさまでシリーズ累計150万部突破! 藩主の跡取り騒動も、暴力亭主との離縁も、おけら長屋がすべて解決!? 金はないけど情はある、個性豊かな店子が揃って「おけら長屋」は毎日がお祭り騒ぎだ。黒石藩の藩主・高宗の側室問題に、長屋の住人たちが力を貸すことになり……「あやつり」、暴力亭主から逃げたお竹を長屋にかくまうことになるが、辰次が彼女に惚れてしまい……「たけとり」、八百屋の金太に白犬・銀太という相棒ができるが、銀太には子供を襲った疑いがかかっていて……「きんぎん」など、四編を収録。 |
文蔵2022.4 (PHP文芸文庫) 「文蔵」編集部 (著) 日本人の心をつかんで離さない花、「桜」。本特集では、「桜」に注目してお薦めの作品を紹介。小説で、お花見気分を味わいませんか。 |
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▼「本所おけら長屋」シリーズ(PHP研究所)/畠山健二先生に聞く – Bunka News B.B.BBunka News B.B.B
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