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ホリー・ジャクソンさんデビュー作『自由研究には向かない殺人』が年末ミステリランキング「ミステリが読みたい!」で第1位を獲得!

ホリー・ジャクソンさん著『自由研究には向かない殺人』(訳:服部京子さん/創元推理文庫)

ホリー・ジャクソンさん著『自由研究には向かない殺人』(訳:服部京子さん/創元推理文庫)

イギリスの俊英作家ホリー・ジャクソンさんのデビュー作『自由研究には向かない殺人』(訳:服部京子さん/創元推理文庫)が、年末ミステリランキング「ミステリが読みたい!」で第1位となりました。

2021年8月に日本で出版されて以来、TwitterをはじめとするSNSでの口コミでじわじわと評判になり、日本最大級の読書コミュニティサイト「読書メーター」で読みたい本ランキング第1位になったほか、ほかの年末ランキングでも高い順位を獲得。新人海外作家のデビュー作としては破格の評価が寄せられています。

 
◆ミステリが読みたい!(ハヤカワ・ミステリマガジン2022年1月号) 第1位

◆このミステリーがすごい!2022年版(宝島社) 第2位
◆週刊文春ミステリーベスト10(週刊文春2021年12月9日号) 第2位
◆2022 本格ミステリ・ベスト10(原書房) 第2位

 

『自由研究には向かない殺人』について

本書『自由研究には向かない殺人』は、ひとりの女子高生が自分の住む町で数年前に起きた未解決事件を、「自由研究」の名目で関係者へのインタビューやSNSを駆使しつつ捜査する……という21世紀ならではのストーリーと、主人公ピップの快活なキャラクター、軽快な文体とそれを読みやすい日本語に移し替えた翻訳など数多くの魅力にあふれた、爽やかな謎解き青春ミステリです。

 
本書は三部作として構想されており、2022年にはシリーズ第二弾となる続編Good Girl, Bad Bloodが東京創元社より刊行されます。SNSに加えポッドキャストなども活用して事件の謎解きに挑む、ピップの新たな冒険に期待です。

 
<『自由研究には向かない殺人』あらすじ>

「彼は殺人犯ではないと証明する。それが、わたしの自由研究。」

高校生のピップは自由研究で、自分の住む町で起きた17歳の少女の失踪事件を調べている。交際相手の少年が彼女を殺して、自殺したとされていた。その少年と親しかったピップは、彼が犯人だとは信じられず、無実を証明するために、自由研究を口実に関係者にインタビューする。だが、身近な人物が容疑者に浮かんできて……。ひたむきな主人公の姿が胸を打つ、傑作謎解きミステリ!

 

著者プロフィール

著者のホリー・ジャクソンは、イギリス・バッキンガムシャー出身。子どものころから物語を書きはじめ、15歳で最初の小説を完成させた。ノッティンガム大学で言語学と文芸創作を学び、英語の文学修士号を取得。

2019年に刊行したデビュー作の『自由研究には向かない殺人』は英米でベストセラーとなり、2020年のブリティッシュ・ブックアワードのチルドレンズ・ブック・オブ・ザ・イヤーを受賞したほか、カーネギー賞の候補作となった。続編にGood Girl, Bad Blood(2020)、As Good As Dead(2021)がある。現在はロンドンに住む。

 

自由研究には向かない殺人 (創元推理文庫)
ホリー・ジャクソン (著), 服部 京子 (翻訳)

イギリスの小さな町に住むピップは、大学受験の勉強と並行して“自由研究で得られる資格(EPQ)”に取り組んでいた。題材は5年前の少女失踪事件。交際相手の少年が遺体で発見され、警察は彼が少女を殺害して自殺したと発表した。少年と親交があったピップは彼の無実を証明するため、自由研究を隠れ蓑に真相を探る。調査と推理で次々に判明する新事実、二転三転する展開、そして驚きの結末。ひたむきな主人公の姿が胸を打つ、イギリスで大ベストセラーとなった謎解き青春ミステリ!

 


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