【第26回若山牧水賞】黒瀬珂瀾さん『ひかりの針がうたふ』が受賞
宮崎県は、短歌文学の分野で傑出した功績を挙げた者に贈る「第26回若山牧水賞」の受賞作を発表しました。
第26回若山牧水賞が決定!
第26回若山牧水賞の選考会が10月27日に開催され、次の通り受賞作が決定しました。
選考委員は、佐佐木幸綱さん、高野公彦さん、栗木京子さん、伊藤一彦さん。特別顧問に岡野弘彦さん、馬場あき子さん。
<第26回若山牧水賞 受賞作品>
黒瀬珂瀾(くろせ・からん)さん
歌集『ひかりの針がうたふ』(書肆侃侃房)
受賞者の黒瀬珂瀾さんは、1977年生まれ。大阪府出身。大阪大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科修士課程修了。春日井建さんに師事。歌集『黒耀宮』でながらみ書房出版賞、歌集『蓮喰ひ人の日記』で前川佐美雄賞を受賞。2017年度NHK短歌選者。映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』俳句監修。富山市の願念寺住職。
若山牧水賞について
若山牧水賞は、日本の短歌史に偉大な足跡を残した歌人・若山牧水(宮崎県日向市東郷町出身)の業績を永く顕彰するため、短歌文学の分野で傑出した功績を挙げた者に贈る文学賞です。宮崎県、宮崎県教育委員会、宮崎日日新聞社、延岡市、日向市が主催。
前年の10月1日から当年9月30日までに刊行された歌集及び若山牧水論の著者を対象に、全国の有力歌人にアンケートを行い、その結果を参考にして、選考委員が決定します。
ひかりの針がうたふ (現代歌人シリーズ31) 黒瀬珂瀾 (著) 光漏る方へ這ひゆくひとつぶの命を見つむ闇の端より 早朝の水質検査が終わるころ 【自選5首】 |
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