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川上未映子さん・岩井俊二さん・綿矢りささん書き下ろし作品が岩井俊二さんの監督でAudibleとAmazon Musicのポッドキャストに登場!

川上未映子さん・岩井俊二さん・綿矢りささん書き下ろし作品が岩井俊二さんの監督でAudibleとAmazon Musicのポッドキャストに登場!

川上未映子さん・岩井俊二さん・綿矢りささん書き下ろし作品が岩井俊二さんの監督でAudibleとAmazon Musicのポッドキャストに登場!

オーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazonオーディブルとメルカリは、モノにまつわるストーリーを通じてモノの価値を伝えるプロジェクト「モノガタリ by mercari」にて、川上未映子さん・岩井俊二さん・綿矢りささんが書き下ろしたストーリーを、オーディブルとAmazon Musicのポッドキャストにて独占配信をスタートしました。

作品を朗読するのは、花澤香菜さん、櫻井孝宏さん、牧野由依さん、安元洋貴さんらトップ声優陣。なお、本コンテンツは岩井俊二さん初となる音声コンテンツ監督作品となり、さらに岩井さんの呼びかけにより結成されたグループikireによるオリジナルテーマソング「ひかり」も制作されています。

 

日本を代表する有名作家が参加する「モノガタリ by mercari」に川上未映子さん・岩井俊二さん・綿矢りささんの書き下ろし作品が登場

「モノガタリ by mercari」は、「すべてのモノには物語がある」というコンセプトのもと、さまざまな書き手の方がモノとの出会いと別れによって生まれるストーリーを執筆するプロジェクトです。

 
今回岩井俊二さんの監督で音声化されるのは、今年の夏に公開された川上未映子さん、岩井俊二さん、綿矢りささんが“モノとの出会いと別れ”をテーマに執筆した掌編小説。音声版では、川上未映子さんが書き下ろした「初恋の」を花澤香菜さんの朗読で、岩井俊二さんが書き下ろした「消しゴム」を櫻井孝宏さんと花澤香菜さんの朗読で、綿矢りささんが書き下ろした「封印箪笥」を、牧野由依さんと安元洋貴さんの朗読で、それぞれオーディブルとAmazon Musicのポッドキャストにて配信されます。

★オーディブルURL:https://www.audible.co.jp/pd/B09HTWHHHD
★Amazon Music URL:https://amzn.to/2YYr5fI

 
また、今回の配信開始に際して、岩井俊二さんが手がけたオリジナルのテーマソングも公開されています。オリジナルテーマソングは、岩井さんの呼びかけにより結成されたグループ ikire が担当し制作されました。

YouTube URL: https://youtu.be/5hOmwiZ7V78

 

 
<オリジナルテーマソング概要> ※敬称略

◎曲名:「ひかり」
◎歌:Chima / 成山剛 
◎作詞・作曲: Chima 編曲:永見行崇

★岩井俊二映画祭チャンネル:https://www.youtube.com/user/iwaishujiff

 

著者コメント

 
■岩井俊二さん

読書において速読は時に美徳とされる。でも映画を倍速で観るのはいかがなものかと。ならば小説も、もっとゆっくり丁寧に読むべきじゃ?いやゆっくり読んで欲しい。そんな思いが、かねてよりありました。
今回、このお仕事で、小説を朗読するという表現方法と向き合い、声優さんたちの表現力もあって想像以上の解像度の高さでした。ハイレゾ小説と呼びたくなるような。
文字の向こうにはちゃんと人の声がある。小説を読む時、そんなことに想いを馳せると読者がもっと豊かになる気がしました。

 
■川上未映子さん

花澤香菜さんの声、ピアノの旋律、そして季節をあらわす音の奥から、こちらに真っ直ぐにやってくるものがあり、それをじっと見つめていると「ああ、この小説はこういう物語でもあったんだ」「この主人公には、こういうところがあるのかも」と、気づいたり考えたりする瞬間が何度もあって、それは幸せな時間でした。花澤さんの声と岩井俊二さんの演出に出会うことによって、書いていたときに想像していた感情や風景や匂いは、ここにしか存在しない流れのなかで、ありありと息づいています。声というものは、そしてそれを響かせる空間を作りあげるということはすごいことで、こんなふうに何度でも物語と再会できる可能性そのものだと思います。それを、聴いてくださる読者のみなさんと共有できれば、とても嬉しいです。

 
■綿矢りささん

尊敬する岩井俊二監督に、拙著をオーディブル作品にしていただき、大変ありがたく、光栄に思います。
油が七色に光るような、どこかギトギトした主人公の性格が、牧野由依さんの声で十全に表現されていて驚きました。欲望にあふれる本音の声音が、うねるようで艶っぽく、聴いてるととても心地よかったです。
安元洋貴さんの声は朴訥な誠実な響きで、古物への愛情が込もっていて、でも底知れず暗く爛々としていて迫真です!
薄く翳のかかる子守唄のような美しいエンディング曲に癒されつつも、たくらむ二人のやり取りが大変な緊迫感のある、真夏の会話劇でした。

 

作品紹介

 
■「初恋の」

著者:川上未映子さん
朗読:花澤香菜さん

★URL:https://www.audible.co.jp/pd/B09HTYKQKN

週末実家に子どもを預けていた「わたし」は、久しぶりにかつての自分の部屋をのぞいてみる。親の物置きと化した部屋で、仰向けになって天井を見ていると、ふと中学生の頃の初恋の記憶がよみがえり…
大人になってもいまだ形容しがたい、未練でも後悔でもない、初めて恋という感情を知った時代のあれこれ。繊細な感情をざわりと呼び起こす、川上未映子の真骨頂をお楽しみください。

 
■「消しゴム」

著者:岩井俊二さん
朗読:櫻井孝宏さん、花澤香菜さん

★URL:https://www.audible.co.jp/pd/B09HTY1MWV

会社の事情や上司の思惑に振り回され、疲労困憊の営業マンである「私」。最近では家族とゆっくり過ごす時間もとれず、思春期に突入した中学生の息子とはまともに話せない。今年の夏休みこそ家族旅行へ行くと約束した矢先、息子がある騒動を起こし…
言葉を交わさなくても確かに感じる、父と子の心のやりとり。情景が立ち上ってくるような、岩井俊二の世界をお楽しみください。

 
■「封印箪笥」

著者:綿矢りささん
朗読:牧野由依さん、安元洋貴さん

★URL:https://www.audible.co.jp/pd/B09HTVWY6N

「私」が大学で密かに憧れていた、年上の助手・松尾さん。ついに彼の部屋に遊びに行けることになり、恋の物語がはじまると浮かれたのも束の間、古物集めが趣味という松尾さんの部屋は薄暗く、2人の会話はどんどん不穏になってきて…
恋なのか怪談なのか、最後の1行まで展開が読めない、綿矢りさによる新感覚の会話劇をお楽しみください。

 

「モノガタリ by mercari」について

「モノガタリ by mercari」は、「すべてのモノには物語がある」というコンセプトのもと、さまざまな書き手による“モノとの出会いと別れ”が生み出すストーリーを届けるプロジェクトです。

渡せなかったプレゼント、捨てられない思い出のモノ、受け継いだ遺品――人に人生があるように、モノの背景にも目には見えないドラマがあります。

多様な人生とモノが生み出す、個性豊かなモノガタリをお楽しみ下さい。

★特設サイト:https://magazine.mercari.com/monogatari

★オーディブルURL: https://www.audible.co.jp/pd/B09HTWHHHD
★Amazon Music URL: https://amzn.to/2YYr5fI

★作品紹介動画一覧:https://youtube.com/playlist?list=PLtt5h2o3ddfCilssT6pKmtQeqQD-hvx3_

 
【関連】
モノガタリ| 秋のモノガタリ-メルカリマガジン

 


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