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芥川賞作家・李琴峰さん書き下ろし小説『観音様の環』が「U-NEXT」オリジナル書籍として配信開始

李琴峰さん著『観音様の環』

李琴峰さん著『観音様の環』

動画配信サービス「U-NEXT」は、『彼岸花が咲く島』で第165回芥川龍之介賞を受賞した李琴峰さんの書き下ろし小説『観音様の環』をU-NEXTのオリジナル書籍として配信開始しました。U-NEXTの月額会員の方であれば「読み放題」でご覧になれます。

なお、Amazonでは11月26日より配信開始となります。

 

李琴峰さんが「家族」について問い直す中編『観音様の環』

★URL:https://video.unext.jp/book/title/BSD0000484022/BID0000820574

 
<李琴峰さん著『観音様の環』あらすじ>

田舎の狭い人間関係、排他的な空気、暴力的な父親、そして母親からの過度な期待と支配から逃れるように、瀬戸内の島から憧れの東京に出たマヤは、二丁目で出会った恋人・ジェシカとの結婚を機に、彼女の故郷であり、母の故郷でもある台湾へ渡る。

旧暦の大晦日、ジェシカの親族が集まる年夜飯(ニェンイェーファン)に誘われたマヤは、思いがけず母の生まれ育った町を訪れることになり、自分自身で封印していた記憶がどんどん蘇ってくる…。

 
★『観音様の環』冒頭部分の試し読みはこちら:https://note.com/unext_pub/n/n55a50b25e4de

 

著者プロフィール

著者の李琴峰(り・ことみ)さんは、1989年生まれ。台湾出身。日中二言語作家、翻訳家。

中国語を第一言語としながら、15歳より日本語を学習。また、その頃から中国語で小説創作を試る。2013年、台湾大学卒業後に来日。2015年に早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程を修了。2016年、民間企業に就職。2017年、初めて日本語で書いた小説「独舞」で第60回群像新人文学賞優秀作を受賞し、デビュー。2018年末に勤務先を退職。2019年より独立起業し、以来、作家・翻訳家・通訳者として活動。

2019年発表の『五つ数えれば三日月が』が芥川龍之介賞と野間文芸新人賞のダブル候補に。2021年3月『ポラリスが降り注ぐ夜』で「第71回芸術選奨」文部科学大臣新人賞、同年7月『彼岸花が咲く島』で第165回芥川龍之介賞を受賞。他の著書に『星月夜』がある。

★公式サイト:https://www.likotomi.com/

 

U-NEXTオリジナル書籍について

U-NEXTは2019年1月、動画配信サービスながら、1つのアプリで電子書籍も楽しめるサービスとしてリニューアル。そして2020年8月より、月額会員であれば追加料金なく「読み放題」で楽しめるオリジナル書籍を提供開始しました。

 
なお、これらのオリジナル書籍は、U-NEXTで先行配信したのち、1~3ヶ月を目処にKindleストア、Apple Booksなど他のプラットフォームでも提供されます。また、藤井清美さん『#ある朝殺人犯になっていた』、チョン・ミジンさん『みんな知ってる、みんな知らない』、秋吉理香子さん『息子のボーイフレンド』、小野美由紀さん『路地裏のウォンビン』など一部作品は紙の書籍として販売されているので、全国の書店でも購入できます。

 
★「U-NEXT」オリジナル書籍一覧:https://video.unext.jp/book/originals/book

 

■Amazonでも11/26より販売

観音様の環 Kindle版
李 琴峰 (著), 澄 毅 (写真)

 
【関連】
【試し読み】芥川賞作家・李琴峰が「家族」について問い直す傑作中編『観音様の環』|U-NEXT 出版部|note

 


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