ムロツヨシさん初主演映画『マイ・ダディ』を山本幸久さんがノベライズ
徳間書店は、ムロツヨシさんの映画初主演作『マイ・ダディ』(TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM 2016準グランプリ作品、配給:イオンエンターテイメント)の小説版を、2021年9月23日(木・祝)の映画公開に先がけ、8月11日に徳間文庫より刊行します。
娘を救うため必死に奔走する父親の姿を描くヒューマンドラマを完全小説化
映画『マイ・ダディ』は、監督・共同脚本を務める映像作家の金井純一さんが、2016年に開催された映像クリエイター支援プログラム「TSUTAYA CREATOR’S PROGRAM」で準グランプリを受賞した『ファインディング・ダディ(仮)』をもとにした作品です。
役者生活25年のムロツヨシさんが満を持して映画“初”主演を務め、愛する娘を救おうと奔走する、お人好しで誠実な父親・御堂一男を演じることでも注目を集めています。
小説版は、著書『笑う招き猫』『ある日、アヒルバス』の映像化、『ミックス。』『コンフィデンスマンJP』シリーズ(ロマンス編、プリンセス編)などのノベライズ作品でも知られる作家・山本幸久さんが手がけました。
映画では描かれていないエピソードや登場人物の心情が綴られ、映画とは異なるアプローチで父と娘の愛情溢れる絆を描き出しています。
カバーイラストは、浅田次郎さん、重松清さんをはじめ、多数の装画や挿絵を手がける川上和生さんが担当。淡い色彩と柔らかなタッチで一男とひかりの関係性を表現しています。
映画『マイ・ダディ』あらすじ
<あらすじ>
確かめようのない過去。それでも愛する娘を救いたい――。
ひとりの父親・ひとりの男の切ないほどに必死な姿は、観る人の涙を誘う。
御堂一男(ムロツヨシさん)は、中学生の娘・ひかり(中田乃愛さん)と二人暮らし。
最愛の妻・江津子(奈緒さん)は8年前に他界。一男は小さな教会の牧師をしながら、ガソリンスタンドでアルバイトに励みつつ、ひかりを男手ひとつで育てている。思春期に突入したひかりはちょっぴり反抗的な時もあるが、優しくて面白いお父さんのことが大好き。
牧師として多くの人に慕われ、たまに娘と些細な喧嘩をしながらも、二人の穏やかで幸せな日々は続いていくと一男は思っていた。
ある日、突然ひかりが倒れる。病院で下された診断は“白血病”。混乱し事実が受け入れられない一男だったが、なんとか自らの口で病名をひかりに伝える。
「私……頑張るね」覚悟を決めたかのようにつぶやくひかりに、「あぁ。頑張ろう」と力強く応える一男。
つらい闘病生活をなんとか乗り越え、退院できることになったひかり。喜びでいっぱいの一男だったが、担当医師からある衝撃的な事実を告げられ――。
ムロツヨシさん、役者人生25年目の初主演。映画『マイ・ダディ』2021年9月23日(木・祝)全国ロードショー
主人公・一男を演じるのは、意外なことに本作が映画初主演となるムロツヨシさん。
コメディからシリアスまで硬軟自在、舞台「muro式.」を自らプロデュースするなど多才ぶりを発揮する人気俳優が、台本に出会って2時間後に「この物語の父になりたい」と出演を即決。
くしくも今年はムロツヨシさんにとって、“役者人生25年目”のメモリアルイヤー。「役者・ムロツヨシ」の新たな魅力が収められています。
ひかり役にはオーディションの中から選ばれた新星・中田乃愛さん。撮影時は17歳で、本格的な演技は本作が初。いきなりの大役にして、自分の運命と懸命に向き合う娘という難役を堂々と演じ切り、スクリーンに鮮烈な印象を残しています。
一男の妻・江津子を演じるのは奈緒さん。女優として、母親を演じるのがひとつの目標だったという言葉の通り、一男と出会い、ひかりを授かるも、とある事実を抱えたまま他界してしまった母親役に体当たりで挑みました。
共演は毎熊克哉さん、臼田あさ美さん、永野宗典さん、徳井健太さん(平成ノブシコブシ)、光石研さんという実力派揃い。誰もが応援せずにはいられない父娘を頼もしく支えています。
★公式サイト:http://mydaddy-movie.jp/
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著者プロフィール
著者の山本幸久(やまもと・ゆきひさ)さんは、1966年生まれ。東京都出身。中央大学文学部卒業。2003年『笑う招き猫』で第16回小説すばる新人賞を受賞し作家デビュー。2006年、同作で第2回酒飲み書店員大賞を受賞。
主な著作に『幸福ロケット』『ある日、アヒルバス』『東京ローカルサイキック』『店長がいっぱい』『神様には負けられない』などがある。
また『エイプリルフールズ』『ミックス。』『コンフィデンスマンJP』(ロマンス編、プリンセス編)などノベライズ作品も手がける。
マイ・ダディ (徳間文庫) 山本幸久 (著) |
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▼映画『マイ・ダディ』公式サイト | 9月23日(木・祝)全国ロードショー
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