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野間児童文芸賞受賞作家・柏葉幸子さんが一般向け小説に初挑戦!どんでん返し×異世界エンタテイメント『亜ノ国へ 水と竜の娘たち』刊行

柏葉幸子さん著『亜ノ国へ 水と竜の娘たち』(装画:わみずさん)

柏葉幸子さん著『亜ノ国へ 水と竜の娘たち』(装画:わみずさん)

第54回野間児童文芸賞受賞作家・柏葉幸子さんによる、どんでん返し×異世界エンタテイメント小説『亜ノ国へ 水と竜の娘たち』(装画:わみずさん)が、KADOKAWAより刊行されました。

 

異世界で母になる。不妊治療の末、離婚した「私」が見知らぬ少女の母になる――亜ノ国で。

本作は、『岬のマヨイガ』(8月27日より映画公開)で第54回野間児童文芸賞を受賞した児童作家・柏葉幸子さんが初めて一般向け小説に挑戦した意欲作です。

 
内容は、どんでん返し×異世界エンタテイメント。もとは日本農業新聞(2020年1月~11月)で連載され(旧題:亜ノ国へ 水と龍の娘たち)、人気を博した長編小説です。

装画を担当するのは、新聞連載時に挿絵も担当した、わみずさん。JR西日本のキャンペーンCMのイラストも執筆した人気イラストレーターです。

 
<メインテーマは「母になる」>

本作のテーマは「母になる」こと。子どもを産めない女性が母になる、母に捨てられた女性が母になる、一度は子を捨てた女性がもう一度母になる。そして、そうやって育てられた娘たちが母になる物語です。

不妊や離婚、不倫、内縁、母との確執――多くの現代女性たちの悩みとリンクした物語が、朴木(ほうのき)塔子という現代の日本人女性の視点から描かれます。舞台は異世界「亜ノ国」。前半では塔子と亜ノ国の少女ムリュの冒険が、後半では塔子のルーツである朴木家と亜ノ国の関わりが描かれます。ラストには、あっと驚くどんでん返しがあり、最後まで読めばきっと涙するでしょう。自分が産まれてきたことの意味について考えさせられる、異世界エンタテイメントです。

 
【あらすじ】

異世界で母になる。不妊治療の末、離婚した「私」が見知らぬ少女の母になる――亜ノ国で。

不妊治療の末、夫が浮気相手と子どもを作り、離婚した塔子。帰った北東北の故郷で見つけた亡き祖父のトランクは、異世界への扉だった。魔力が支配する過酷な世界「亜ノ国」に飛ばされ、塔子は村の娘ムリュの世話係を任される。一目会ったときから、なぜかムリュに夢中になる塔子。六十年に一度城で行われる「六祝の儀」にムリュも参加するというが、それは少女たちが競い合う、命がけの儀式だった。塔子はムリュを守り、生き残れるのか。すべての母と娘に贈る感動の物語。

 

著者プロフィール

著者の柏葉幸子(かしわば・さちこ)さんは、1953年6月9日生まれ。岩手県盛岡市在住。『霧のむこうのふしぎな町(原題:気ちがい通りのリナ)』で第15回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。

『ミラクル・ファミリー』で第45回産経児童出版文化賞、『牡丹さんの不思議な毎日』で第54回産経児童出版文化賞大賞、『つづきの図書館』で第59回小学館児童出版文化賞、『岬のマヨイガ』で第54回野間児童文芸賞を受賞。著作多数。

 

亜ノ国ヘ 水と竜の娘たち
柏葉 幸子 (著)

異世界で、見知らぬ少女の母になる。どんでん返し×冒険エンタテイメント!

異世界で母になる。
不妊治療の末、離婚した「私」が見知らぬ少女の母になる――亜ノ国で。
【どんでん返し×異世界エンタテイメント!!】
第54回野間児童文芸賞作家 新作!

 
「亜ノ国」で六十年に一度行われる、特別な少女「六祝様」を選ぶ儀式。
村の領主の妻リフェは自分の野望のために、娘ムリュが選ばれるよう画策し、異世界からやってきた塔子にムリュの世話係を任せた。
「ムリュを泣かせないで。涙のあとをつけたまま城に行くわけにはいかない」
塔子はうなずいて、ムリュのそばへしゃがみこんだ。スミレ色の瞳はもううるんでいる。
「ハリといいます」
と腕をさしのべると、ムリュは素直にすぐ塔子に体をあずけた。
この日から、塔子にとってムリュは特別な存在となった。
どんでん返し×異世界エンタテイメント!!

 


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