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妖怪と出会ってしまった時のガチ攻略法を解説!『妖怪攻略大百科』が刊行

多田克己さん監修『妖怪攻略大百科』

多田克己さん監修『妖怪攻略大百科』

ド迫力のイラストと詳細なデータで妖怪たちの攻略法を解説した『妖怪攻略大百科』(監修:多田克己さん)が、カンゼンより刊行されました。

 

出会ってしまった妖怪を攻略せよ!

あやしい術をつかったり、人間や物に化けたり、いろいろな不思議な力を持つ妖怪たち。そんな妖怪と、もし出会ったらどうするべきか。

 
この本では「たたかう」「にげる」「なかよく」の攻略パターンを基本に妖怪の特殊能力や弱点を分析。妖怪図鑑でありながら、妖怪と出会ったときの“ガチ攻略法”を徹底解説していきます!

妖怪が持つ特殊能力、伝承が残る場所や大きさなどのデータも充実!

 
<そもそも妖怪ってなに?>

妖怪はどうやって生まれる?
「妖怪」とはどのような存在なのか?

まずは妖怪の基本情報を学ぼう。
「妖怪」とは、不思議な現象を起こす化け物や、伝説の怪物のことだ。
もともとは怪奇現象をすべて妖怪と呼んでいたが、時代が経つにつれて、幽霊や神様をのぞいたものだけを指すようになった。

注意したいのは、昔と今で妖怪の情報が異なる場合があることだ。
とくに、昭和45年頃に起きた児童書向けの妖怪ブームによって、架空の妖怪が次々につくられたほか、もともと存在していた妖怪にも怪しい解釈が加えられてしまった。
このため、ウソかホントかわからない情報が増えてしまったのだ。

 
<妖怪たちの種類、特徴を解説>

妖怪はどんな姿でどこで暮らしているのだろう?
妖怪は不思議な能力を持ち、いろいろな姿で人の目を隠れて暮らしている。

妖怪は、人間にはとてもまねできないような特別な能力を持っている。
あやしい術をつかったり、人間や物に化けたりと、妖怪ごとにいろいろな能力があるのが特徴だ。

 
<どうやって攻略したらいい?>

妖怪の特徴を知れば攻略だって夢じゃない!
妖怪に出会ってしまったときのために、対処法を知っておこう。

妖怪に出会っただけで、病気になったり、殺されたりすることもあるので、できるならば妖怪に出会いたくないものだ。
しかし、万が一出会ってしまったら、どうしたらいいのか?

実は妖怪にはそれぞれ特徴があり、意外な弱点を持つものや、決まった行動をとれば襲われないものも多い。
こうした特徴をあらかじめ知っておけば、いざ妖怪に遭遇したときも助かる確率はグンとアップするだろう。

 
<鬼 妖怪ランク:超強敵>

すぐ投げられるようにポケットに豆を用意!
人をさらって喰らう乱暴者「鬼」

大きな体、赤や青の肌、頭の角などが特徴的な妖怪。
山や地獄に住んでいて、山にいる鬼は、お腹が減ると人里におりてき人をさらって食べてしまう。

 
<ぬらりひょん 妖怪ランク:クセあり>

怪しい老人には近づくな!
つかみどころのない詳細不明の妖怪「ぬらりひょん」

坊主頭の老人ということ以外はなにもわかっていない謎の妖怪。
妖怪の「総大将」ともされるが、これは近年になって付け加えられた創作とされている。

 

本書「はじめに」より

妖怪とは「妖」と「怪」を合わせた言葉です。
「妖」とは、魅力的な幻想で人の心を惑わす、「妖しい」ふるまいをするモノのしわざのこと。
「怪」は、不気味で恐ろしいと感じさせる異常な「怪しい」現象などの総称です。古代中国では、不吉な怪現象や化け物の出現は、戦争や革命の凶兆とされていました。

 
また、人の心を惑わす「魅力」とは、山林に棲む「魅 」という人面の化け物の妖力に由来し、幻覚を見せるなど人を化かし、たぶらかす能力とされています。同じく山林には一本足の「魑 」という怪物も棲んでおり、合わせて「魑魅」となります。
日本ではこれを「すだま」と呼び、人によく祟る山の神とされています。山の神とは神社で祀られるような正式な神様ではなく、山姥や山爺のような妖怪に近い存在です。これらのことから、神と妖怪の区別は、じつはあいまいな存在であると言えるでしょう。
一方、川や沢には水の精霊である「魍魎」が棲んでいて、これらは墓で死体の内臓を食べる妖怪であるともされています。

 
その昔、「河童も魍魎に近い仲間 」とされたことから、河童は人をおぼれさせ、水死者の肛門から尻子玉を抜き取り、奥の内臓を抜いて食べると言いわれていました。これは、本来は水死体の肛門がゆるんでぽっかりと穴が開き、そこへ川魚が侵入して内臓を食べてしまったのが原因なのですが、それとは知らなかった江戸時代の人々は、このような出来事は「河童による怪事件」と考えていたのです。原因のわからない怪事件や怪現象は「妖怪のしわざ」と考え、少しでも不安を解消しようとしたのでしょう。
ちなみに河童は、水神、水の妖怪、水辺に棲む獣、人間に近い動物と、神、妖怪、動物、人とどれに対しても境界があいまいな存在です。

 
人間が観察し判断された妖しいモノと怪しい事件から生まれた「妖怪」には、ニセ情報も含む膨大な報告が記録されています。その結果、様々な妖怪の撃退方法や有効手段が考え出されました。本書ではそんな攻略方法の一部を紹介しています。
ただし、妖怪たちはとてもしたたかです。もしかするとこの本に載っている情報も、妖怪がたぶらかした「ニセ情報」かもしれませんよ……。

多田克己

 

監修者プロフィール

監修者の多田克己(ただ・かつみ)さんは、1961年生まれ。東京都出身。長年にわたり妖怪を研究し、執筆活動や講演を行っている。世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員。

『百鬼解読』(絵:京極夏彦さん/講談社)、『妖怪馬鹿』(京極夏彦さん・村上健司さんと共著/新潮社)、『妖怪図巻』(京極夏彦さんと共著/国書刊行会)、『絵本・百物語』(国書刊行会)、『江戸妖怪かるた』(国書刊行会)、『幻想世界の柱人たちIV〈日本編〉』(新紀元社)など、妖怪関連の編著多数。

 

妖怪攻略大百科
多田克己 (監修)

 


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