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岩井俊二さん初の美術ミステリー『零の晩夏』が刊行 写実画家・三重野慶さんとのコラボで実現したPVも公開

岩井俊二さん著『零の晩夏』

岩井俊二さん著『零の晩夏』

映画監督・脚本家・作家などとして活躍する岩井俊二さん初となる美術ミステリー小説『零(ぜろ)の晩夏』が、文藝春秋より刊行されました。

刊行にあわせて、『零の晩夏』の第1章「絵」から第7章「ナユタ」までを、6月25日より順次、文藝春秋のウェブサイト「本の話」(https://books.bunshun.jp/articles/-/6348)で公開中です。

また、岩井さんのYouTubeチャンネル「岩井俊二映画祭チャンネル」では、作品PV(https://youtu.be/uMCzMPt3i9s)を公開。もともと、本作は、写実画家・三重野慶さんの作品に触発されて執筆を開始。『零の晩夏』のカバー装画だけでなく、写真と見紛うほどの三重野さんの作品の一部をPVでご覧になれます。

 

岩井俊二さん初となる美術ミステリー『零の晩夏』について

「Love Letter」「リリ・シュシュのすべて」など数々の名作で、映画監督・脚本家として日本映画界に多くの金字塔を打ち立ててきた岩井俊二さん。近年でも「リップヴァンウィンクルの花嫁」や「ラストレター」など映画化された作品の多くが、小説として執筆されてきました。

 
本作は、美術雑誌編集部員の女性が、モデルとして描かれた人が死を遂げる謎の絵師〈ナユタ〉を巡る物語で、岩井さんにとっては、はじめての美術ミステリーです。

 
<あらすじ>

美大を卒業後、広告代理店に勤めていたが、セクハラ上司をめぐるゴタゴタに嫌気が差し退社、知人の紹介で〈研修生〉という肩書きで美術雑誌の編集部に勤めはじめた八千草花音(かのん)は、そこで今話題の素性不明の写実画家〈ナユタ〉の特集を担当するよう編集長から命じられる。

ネットの噂では〈ナユタ〉の絵のモデルになった人は「遠からず」死ぬという。花音は、久しぶりに再会した高校時代の美術部の後輩・加瀬の助けを借りながら〈ナユタ〉の正体を探るうちに、思いがけない事実に行き当たる……。

★「本の話」立ち読み(第1回):https://books.bunshun.jp/articles/-/6349

 

著者・岩井俊二さん コメント

時に絵は一瞬で見る者を魅了する。何かが心に刻まれる。言葉にするのは難しい。あの感覚を小説で表現できないだろうか? そんな無謀な発想からこの物語を書き始めた。浮かび上がってきたのは、自分でも意外なほどねじくれた業の深い物語だった。

 

著者プロフィール

岩井俊二さん近影

岩井俊二さん近影

著者の岩井俊二(いわい・しゅんじ)さんは、1963年生まれ。宮城県出身。『Love Letter』(1995年)で劇場用長編映画監督デビュー。映画監督・小説家・家など活動は多彩。

代表作は映画『スワロウテイル』『リリイ・シュシュのすべて』、小説『ウォーレスの人魚』『番犬は庭を守る』『リップヴァンウィンクルの花嫁』『ラストレター』等。映画『New York, I Love You』『ヴァンパイア』『チィファの手紙』などで活動を海外にも広げる。

東日本大震災の復興支援ソング『花は咲く』では作詞を手がける。映画『花とアリス殺人事件』では初のアニメ作品に挑戦、国内外で高い評価を得る。2020年1月に映画『ラストレター』公開、同7月には映画『日で死んだ怪獣の日の物語』が公開された。

 

零の晩夏
岩井 俊二 (著)

モデルが例外なく死に至るという“死神”の異名を持つ謎の絵師ナユタ。その作品の裏側にある禁断の世界とは。渾身の美術ミステリー。

 
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岩井俊二最新小説『零の晩夏』(文藝春秋) – YouTube

 


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