60万部突破!ブレイディみかこさん『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が文庫化 ヤマザキマリさんとの対談をnoteで配信
ブレイディみかこさん著『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が文庫化され、「新潮文庫の100冊」として刊行されました。
60万人が笑って、泣いて、考えた大ヒット作
英国在住のライター、ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の文庫版が刊行されました。同作は「Yahoo!ニュース|本屋大賞ノンフィクション本大賞2019」をはじめとする11の文学賞を受賞し、60万部と版を重ねたベストセラーです。
ブレイディみかこさんがアイルランド人の配偶者との間にもうけた息子さんが、荒れていたことで有名だった「元・底辺中学校」に通うことになり、個性豊かな友人や教員たちと触れ合い、現代社会が抱える問題と直面しながら成長するさまを描いた本作。新潮社のPR誌『波』で連載中から、熱狂的な反響が続々寄せられていました。
文庫化にあたっても、さまざまな著名人から推薦のコメントが寄せられています。
◆小川洋子さん(作家):まさに今の状況を言い当てている。困難の中でも知恵をしぼれば生きていけるのだ。(TOKYO FM「パナソニック メロディアス ライブラリー」より)
◆仲野太賀さん(俳優):心ない言葉に溢れた現代に、この本に出会えて本当に良かった。
◆イモトアヤコさん(タレント):登場人物のみんなに会って話したくなりました。
★特設サイト:https://www.shinchosha.co.jp/ywbg/
※本書4章分を試し読みできるほか、著者インタビューや対談など、さまざまな関連読み物が用意されています。
文庫化を記念し、漫画家のヤマザキマリさんとの対談をnoteで配信!
長い海外生活、外国人男性との間に生まれたひとり息子、そしてなにより「パンク愛!!」という、多くの共通点があるお二人の対談がnoteにて配信されます。
海外での凄絶な恋愛や出産、子育てといった経験から見えてくる日本という国のかたちなど、話題は多岐にわたります。これまで数々のタフなシーンをくぐり抜けてきたお二人による、喜怒哀楽の詰まったパンクでグルーヴィーな対話をお楽しみ下さい(編集:「考える人」編集部)。
★URL:https://note.com/kangaerus/m/m31ae093692f5
ブレイディみかこさんプロフィール
著者のブレイディみかこさんは、1965年生まれ。福岡市出身。県立修猷館高校卒業。保育士・ライター・コラムニスト。
音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、1996年から英国ブライトン在住。ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。
2017年『子どもたちの階級闘争』で新潮ドキュメント賞、2019年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』でYahoo!ニュース|本屋大賞2019年ノンフィクション本大賞を受賞。
著者に、『花の命はノー・フューチャー』『アナキズム・イン・ザ・UK』『ザ・レフト』『ヨーロッパ・コーリング』『THIS IS JAPAN』『子どもたちの階級闘争』『いまモリッシーを聴くということ』『労働者階級の反乱』『ブレグジット狂騒曲』『女たちのテロル』『ワイルドサイドをほっつき歩け』『ブロークン・ブリテンに聞け』『女たちのポリティクス』『他者の靴を履く』などがある。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー (新潮文庫) ブレイディみかこ (著) 人種も貧富の差もごちゃまぜの元底辺中学校に通い始めたぼく。人種差別丸出しの移民の子、アフリカからきたばかりの少女やジェンダーに悩むサッカー小僧……。まるで世界の縮図のようなこの学校では、いろいろあって当たり前、でも、みんなぼくの大切な友だちなんだ――。優等生のぼくとパンクな母ちゃんは、ともに考え、ともに悩み、毎日を乗り越えていく。最後はホロリと涙のこぼれる感動のリアルストーリー。 |
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