作家デビュー20周年!米澤穂信さん戦国×ミステリ『黒牢城』が刊行 信長を裏切った荒木村重と囚われの黒田官兵衛――二人の推理が歴史を動かす!
作家デビュー20周年を迎える米澤穂信さんの最新作『黒牢城(こくろうじょう)』が、KADOKAWAより刊行されました。
「古典部」シリーズ(KADOKAWA)をはじめ、『折れた竜骨』(東京創元社)、『満願』(新潮社)、『王とサーカス』(東京創元社)など数多くの傑作を世に送り出してきた米澤さんの約2年ぶりの単行本となる本作は、戦国時代を舞台にしたミステリ小説です。
戦と推理、劇的人間ドラマ! 謎が解けたときあなたの前で歴史は変わる
<『黒牢城』あらすじ>
「おぬしならばこの曲事を解ける」
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠もった荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。
動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。
作家デビュー20周年の集大成!戦と推理、劇的人間ドラマ。
【推薦!】
◎辻真先さん (ミステリ作家)
「牢獄の智将と謀将の対峙が、武門の意気地を腑分けする。
これはミステリの新天地だ。」
◎本郷和人さん (歴史研究者)
「骨太な合戦描写とちりばめられた疑惑。
複雑に絡み合う「なぜ」が物語末尾で爆発する。」
<『黒牢城』読みどころ>
1.戦国と本格ミステリの融合
驍将(ぎょうしょう)・村重と囚われの軍師・官兵衛。謎を解くことが戦。乱世の英雄による息詰まる論理の戦い、至高の謎解きエンターテインメント。
2.集団心理と個人の倫理
2つの相克が生みだす劇的人間ドラマ。デビュー作『氷菓』以来20年、著者が探求し続ける人間観の集大成。米澤穂信にしか書きえない人間の〈人間らしさ〉。米澤文学の金字塔。
3.村重と官兵衛、憎しみと絆
信長への叛逆者(はんぎゃくしゃ)・荒木村重と殺されるはずだった黒田官兵衛。謎解きで生まれた憎しみと絆が2人の運命を変え、あなたの前で歴史が変わる。
著者プロフィール
著者の米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)さんは、1978年生まれ。岐阜県出身。2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞してデビュー。
2011年に『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞、2014年には『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞。『満願』および2015年発表の『王とサーカス』は3つの年間ミステリ・ランキングで1位となり、史上初の2年連続三冠を達成した。他の作品に『真実の10メートル手前』『いまさら翼といわれても』『本と鍵の季節』『Iの悲劇』『巴里マカロンの謎』などがある。
黒牢城 米澤 穂信 (著) |
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