日本初!フライヤーが図書館で本の要約が読み放題となるサービスを提供 第一号は広島県の三原市立中央図書館で、来春から全国導入へ
ビジネス書の要約文をアプリで配信する株式会社フライヤーは、書籍の要約を読み放題で提供する日本初の図書館サービスを開始しました。国内第一号となる図書館は、広島県の三原市立中央図書館(三原市城町1)で、2020年12月2日から年間を通じて展開します。
図書館で本の要約が読み放題! 日本初のサービス開始、2200冊対象
読み放題の対象となるのは、書籍要約サービス「flier(フライヤー)」に掲載されているビジネス書約2200冊です。要約数は、話題の書籍を中心に毎日、1冊ずつ増えます。
来館者は手持ちのスマートフォンおよびタブレット端末を館内のWi-Fi(ワイファイ)に接続し、「flier」のサイトに行くだけで、サービスを無料で利用できます。気になる書籍にアクセスすると、10分程度で読める4000字の要約文が表示されます。
新しい図書館サービスは、本に触れることなく、書籍を物色できます。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、時流に合った新しい本選びのツールとして定着を図ります。
図書館からは、「本を読むきっかけづくりになる」と好評で、全国各地から引き合いがあります。近年、同館の延べ利用者数と登録者数は増加傾向です(文部科学省 社会教育調査)。フライヤーでは来年4月から営業を本格化し、全国47都道府県への展開を目指します。
貸し出し中の本は「要約を提案」
フライヤーが提供する要約は、スキルアップやマネジメント、健康など17のジャンルに整理されています。
来館者は、今まで馴染みのなかった分野に気軽にアクセスできるので、様々なカテゴリの書籍を手に取るきっかけが得られます。
また、図書館としても、来館者が読みたい書籍が貸し出し中の場合、「flier」に掲載されている書籍であれば、一時的な代替案として要約を提供することが可能で、利用者の利便性を高めることができます。
<三原市立中央図書館への導入概要>
■施設名:三原市立中央図書館
■住所:広島県三原市城町一丁目3番1号
■導入開始:2020年12月2日(水)
フライヤーについて
(株)フライヤーは、ビジネス書籍の要約文章をアプリやサイトで手軽に閲覧できる「flier(フライヤー)」を運営する、ITベンチャー(2013年6月設立)です。「読む時間がなかなかとれないが、話題のビジネス書の大筋は理解しておきたい」「本が多過ぎてどれを読めばいいのか分からない」。そんな忙しい現代のビジネスパーソンの悩みを解決すべく、新刊や話題のベストセラー、名著のビジネス書の要約を提供するサービスを展開しています。
最大の特長は「書評(レビュー)」ではなく「要約」である点です。書き手の主観が入る書評とは異なり、著者の主張や論理(重要ポイントや全体像)を忠実にまとめ、読者に伝えます。書評でないため、出版社と著者から要約の許可を得る必要があります。両者には要約した記事そのものの確認もお願いしており、高品質なサービスを提供しています。
要約の文字量は4000字ほどで、通常は読破するのに4~8時間かかる1冊のビジネス書を、わずか10分程度で読める工夫をしています。
要約記事は自社の編集部員に加えて、経験豊富な外部ライター約50人(数々のヒット作を手掛けたライターや、出版社の元編集者、新聞記者、経営コンサルタント、歴史研究家など)が、分かりやすくまとめます。
「フライヤー」には、新刊(9割)を中心に、毎日1冊の要約文をアップしています。現在は約2200冊(2020.10)を掲載しており、17種のカテゴリやキーワード検索で、自分に合った本を探せます。
出版社と著者から、「要約は、書籍の話題づくりや購買につながる」と、高い評価を得るまでに成長しています。
利用者は、通勤時や休憩時間といったすきま時間を有効活用し、効率よくビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンのほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。2018年に始めたAIの音声読み上げサービスも好評を博しています。
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