「たべるのがおそい」初代編集長&作家&翻訳者&アンソロジスト・西崎憲さん「初」エンターテインメント小説『ヘディングはおもに頭で』刊行 PVも自身で制作
西崎憲さんの最新小説『ヘディングはおもに頭で』がKADOKAWAより刊行され、同作品のPVも公開されました。
西崎憲さんの最新小説『ヘディングはおもに頭で』PV完成! 多彩な顔を持つ著者自ら、監督・撮影・編集・サウンドすべてをプロデュース!
吉川英治文学新人賞&三島由紀夫賞&日本SF大賞受賞作家・宮内悠介さんが推薦!
「みがき抜かれた言葉と、静かに動かされる心。それはまるで、アメジストの結晶を光に透かしてみたときのような。小説とは、ここまでやらなければならないのか」
『ヘディングはおもに頭で』は、ファンタジーノベル大賞作家、『たべるのがおそい』の初代編集長、『ヘミングウェイ短篇集』をはじめとする翻訳者、アンソロジストと多方面で活躍する西崎憲さん「初の」エンターテインメント小説です。
PVは、西崎さん自ら監督・撮影・編集を担当し制作。さらに、サウンドも音楽家の顔を持つ西崎さんによるオリジナルです。
PVの参加者はTwitterによる公募で決定。意外な小説家の姿も!
なお、装画は村上春樹さんのエッセイ『猫を棄てる』で表紙と挿絵を担当した、台湾出身の漫画家・イラストレーターの高妍(Gao Yan)さんが担当しています。
【STORY】
大学受験に二度失敗し、浪人をしながらアルバイトを転々として暮らしている松永おんは、かつて双子の弟がいたことから、自分は半分だけの存在だという意識を持って生きている。半年前から働きはじめた弁当屋では何の楽しみもやりがいも見いだすことができない。
そんな日々を過ごしていたある日、おんは高校時代の部活・写真部の集まりで友人に誘われたことがきっかけで、はじめてフットサルをする。それはおんにとって「まったく新しいなにか」だった。誰かにスイッチを押されたようにフットサルを始めたおんは、永田町にあるフットサルスクールに通うようになる。
一方、地元北千住の同人誌が開催する読書会にも参加するなど徐々に世界を広げていくおんだが、未来を決める選択の時は、すぐそこに迫っていた。
「ここでは良いことは何も起こらない。でも、ここには希望しかない。」
光なき時代を生きる、あなたのための青春小説!
著者プロフィール
著者の西崎憲(にしざき・けん)さんは、1955年生まれ。青森県出身。作家、翻訳家、アンソロジスト、音楽家。文学ムック『たべるのがおそい』元編集長。
2002年『世界の果ての庭』で第14回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。著書に『蕃東国年代記』『飛行士と東京の雨の森』『未知の鳥類がやってくるまで』など、編著書に『kaze no tanbun 特別ではない一日』、編訳書・共訳書に『ヘミングウェイ短篇集』『ヴァージニア・ウルフ短篇集』、『壜の中の手記』(著:ジェラルド・カーシュさん)などがある。
ヘディングはおもに頭で 西崎 憲 (著) |
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