「小説で読む名作戯曲」シリーズ第2弾『ロミオとジュリエット』刊行 世界一有名な恋愛劇が2時間で読める現代語小説として蘇る!
名作戯曲を読みやすく小説化した「小説で読む名作戯曲」シリーズの第2弾『ロミオとジュリエット』(著:鬼塚忠さん/イラスト:watabokuさん)が2020年5月20日に光文社より刊行されます。
世界一有名な恋物語を小説化!
シェイクスピア、チェーホフ、近松門左衛門など「名作」といわれる作品の中には多くの戯曲があります。この素晴らしい物語をもっと多くの人に読んでもらいたいと生まれたのが「小説で読む名作戯曲シリーズ」です。
その第2弾は、時を超えて読み継がれる恋物語、稀代の劇作家シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』。演出家の代わりを小説家が担い、現代の言葉で登場人物を動かし、情景や空気感までも描いて世界観をわかりやすく再現。SNSで人気のデジタルアーティスト・watabokuさんが表紙イラストで世界一有名な悲恋カップルを現代的に表現しています。
なお、2019年に舞台でロミオの親友、マキューシオを演じた俳優の黒羽麻璃央さんも推薦のコメントを寄せています。
「未熟な人間たちが生んだ、究極の純愛。
読み終わったあと、あなたはきっと愛に飢えるでしょう」
――黒羽麻璃央さん
<あらすじ>
イタリア・ヴェローナの2つの名家、キャピュレット家とモンタギュー家は仇敵同士。モンタギュー家の一人息子ロミオは、キャピュレット家の舞踏会に忍びこみ、一人娘ジュリエットと激しい恋に落ちる。神父のロレンス修道士は「この縁組」が両家の和解を導くこともあろうかと二人をひそかに結婚させるが、ロミオは喧嘩に巻き込まれてジュリエットの従兄弟ティボルトを殺し、ヴェローナを追放される。一方、ジュリエットは両親の命で意に沿わない結婚を強いられる。宿命の恋愛に命をかけた恋愛悲劇。
本書の目次
第一幕 出会い
第二幕 愛の契り
第三幕 決闘、そして追放
第四幕 逃亡と計略
第五幕 死
著者プロフィール
■原作:ウィリアム・シェイクスピア [1564~1616]
ルネサンス期を代表するイギリスの劇作家、詩人。ストラトフォードの裕福な家に生まれ、1592年頃にロンドンに移ったのち、俳優業の傍ら脚本も執筆するようになる。生涯にわたり37編の作品を遺した。
『じゃじゃ馬ならし』『から騒ぎ』『夏の夜の夢』などの喜劇や、四大悲劇と呼ばれる『ハムレット』『オセロウ』『リア王』『マクベス』など、世界中で繰り返し上演され続けている。享年52。
■小説:鬼塚忠(おにつか・ただし)さん
作家。初の小説『Little DJ 小さな恋の物語』(ポプラ社)がベストセラーになり、映画化される。
『海峡を渡るバイオリン』(共著)、『カルテット! 』『恋文讃歌』(すベて河出書房新社)など、数々のヒット作を生み出している。特に『花戦さ』(KADOKAWA)は映画化され、第41回日本アカデミー賞優秀作品賞などを受賞し話題になった。
過去の偉人が現代に蘇る講義形式の劇団「もしも」を主宰するなど、エンターテインメント業界で幅広く活躍。
小説で読む名作戯曲 ロミオとジュリエット 鬼塚 忠 (著), wataboku (イラスト), シェイクスピア (原作) 中世北イタリアの街を舞台とした、世界一読み継がれる恋物語。 「どうしてあなたはロミオなの。モンタギューなんて名前は捨ててしまって。それが無理なら、わたしを愛すると言って。そうしたら、わたしがキャピュレットの名前を捨てるから」 |
■「小説で読む名作戯曲」シリーズ第1弾『桜の園』
小説で読む名作戯曲 桜の園 本間 文子 (著), チェーホフ (著), wataboku (イラスト) 「愛した場所を去ることは、体の一部を切り離すような苦しさだろう。 “高貴な俗物”と“正義の成り上がり”による、人生を賭けた愛憎劇。 貴族と労働者の階級差、そして新しい時代の幕開けを描く、ロシアの不朽の名作を、2時間でやさしく読めるよう小説化。 |
※「小説で読む名作戯曲」シリーズ第3弾『曾根崎心中』は、 2020年夏以降刊行予定
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