本のページ

SINCE 1991

「おまえもか、ブルータス?」河合祥一郎さんが新訳!『新訳 ジュリアス・シーザー』が刊行

KADOKAWAは、英国の中学生が学ぶシェイクスピアの政治劇『新訳 ジュリアス・シーザー』(シェイクスピア/訳:河合祥一郎さん)を角川文庫より刊行しました。

 

過去未来にわたり、全ての政治指導者暗殺をシェイクスピアが予言した衝撃作! 徹底注釈&詳細な解説付き!

本書は2003年に発売された『新訳 ハムレット』からつづく、シェイクスピア新訳シリーズの第14弾です。

なお、訳者の河合祥一郎さんは日本シェイクスピア協会元会長で、河合訳は原文の韻を日本語で忠実に反映していると定評があります。

「おまえもか、ブルータス?」という台詞で有名な、古代ローマの独裁官シーザーの栄光とその暗殺、そして暗殺者たちの夢がいかにして潰えたかが描かれる政治劇です。

過去未来にわたり、全ての政治指導者暗殺をシェイクスピアが予言した衝撃作といってもよいほど、現代に通じる作品です。

また、作品を理解するのに不可欠な、訳者による徹底した注釈と、シェイクスピアが読んだノース訳『英雄伝』の抄訳も掲載されており、すでに『ジュリアス・シーザー』を読んでいる読者にとってもお得な一冊となっています。

 
【あらすじ】

古代ローマの独裁官シーザーは、内戦に勝利して凱旋し、市民の熱狂的歓迎を受ける。シーザーが共和政を廃して皇帝になるのを恐れた気高いブルータスは苦悶し、シーザーを妬む友キャシアスに唆され、ついにシーザー暗殺を決意する!

「おまえもか、ブルータス?」――過去未来にわたり、全ての政治指導者暗殺をシェイクスピアが予言する、驚くべき名作。徹底注釈&シェイクスピアが読んだノース訳『英雄伝』抄訳も掲載。

 

著者プロフィール

 
■ウィリアム・シェイクスピア

1564年、イギリス中部のストラットフォードで、商業を営む父と旧家出身の母との間の第三子として生まれる。1582年、18歳で8歳年長のアン・ハサウェイと結婚、一男二女をもうける。故郷をはなれ、やがてロンドンで詩人・劇作家として幸運なスタートを切る。1594年、新しく組織された劇団「宮内大臣一座」の幹部座員として名を連ね、俳優兼座付作者として活躍。およそ20年間劇作に専念し、劇作家として名をなす。1616年没。

 
■河合祥一郎(かわい・しょういちろう)さん

1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学教授。

著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)、『シェイクスピア 人生劇場の達人』(中公新書)、『NHK「100分de名著」ブックス シェイクスピア ハムレット』(NHK出版)など。角川文庫よりシェイクスピアの新訳、『不思議の国のアリス』、「新訳 ドリトル先生」「新訳 ナルニア国物語」シリーズなどを刊行。

 

新訳 ジュリアス・シーザー (角川文庫)
シェイクスピア (著), 河合 祥一郎 (翻訳)

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です