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本屋さんを支える「ブックストア・エイド基金」が2,000万円突破! 参加書店・古書店の魅力を伝えるオンライン「ブックストア巡り」も開始

本屋さんを支える「ブックストア・エイド基金」が2,000万円突破!

本屋さんを支える「ブックストア・エイド基金」が2,000万円突破!

国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォームを運営する株式会社MOTION GALLERYは、全国の書店・古書店をみんなで応援する「ブックストア・エイド(Bookstore AID)基金」プロジェクトを立ち上げ、5月13日現在で、2,300万円を突破しています(目標:6,000万円、5月29日まで)。現在、参加書店は80店以上(プロジェクトページにて、随時更新)となり、引き続き、参加の希望を募っています。

 

「本屋さんを支えよう!!ブックストア・エイド(Bookstore AID)基金」概用

「ブックストア・エイド基金」は、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言、政府からの自粛要請が続き、 全国の新刊書店・古書店が困難を迎えている状況下で、阿久津隆さん(作家、本の読める店 fuzkue)、内沼晋太郎さん(ブック・コーディネーター、本屋B&B)、大高健志さん(MOTION GALLERY代表 )、武田俊さん(編集者・文筆家)、花田菜々子さん(作家、HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE)が中心となる有志メンバーが立ち上げた基金です。

わずか3日で1億円を突破し、現在2億円以上を集めている「ミニシアター・エイド基金」を参照し、スタート。対象となるのは「この状況の長期化に対応するための時間を必要としている書店」。現在、80以上の書店が参加しており、1店舗あたり100万円以上の金額を目標に、寄付の形で分配される予定です(随時参加書店・賛同人を追加中)。

 
★プロジェクトページ:https://motion-gallery.net/projects/bookstoreaid

 

【新企画】ブックストアエイド巡りもスタート!

現在、お店を開店していても遠方からは訪れることができず、休業しているお店にはそもそも行くことができません。そこで、少しでもそれぞれの書店・古書店としての魅力について知ってもらい、それを通じてより関心の輪を広げていこうと動画企画「ブックストア巡り」が、5月14日19:30より、Youtube Live上で開始されます。

聞き手は運営事務局スタッフの内沼晋太郎さん、花田菜々子さんが務め、初回は吉祥寺のOLD/NEWSELECTBOOKSHOP「百年」オーナー・樽本樹廣さんにお話を伺います。

「百年」店内の様子

「百年」店内の様子

<「ブックストアエイド巡り」概要>

■内容:運営事務局スタッフの内沼晋太郎さん、花田菜々子さんと、各書店・古書店の方によるオンライン上対談

■初回:5月14日19時30分~

■ゲスト:OLD/NEWSELECTBOOKSHOP「百年」オーナー・樽本樹廣さん

★URL:https://youtu.be/6-TqazMFATY
※Youtube Liveにリアルタイム配信したものを、順次アーカイブ動画として公開予定

 

いしいしんじさん、柴崎友香さん、温又柔さんなど続々応援コメント、続々到着!

プロジェクト開始後、コレクターの皆さん、賛同人のいしいしんじさん(作家)、柴崎友香さん(小説家)、温又柔さん(小説家)、きたむらさとしさん(絵本作家)、岸政彦さん(社会学者)など、たくさんの方々から応援メッセージが届いています。

 
◆いしいしんじさん(作家)
ぼくは大阪生まれで、本屋育ちだ。
京都に住んでいるが、本と住んでいる。
どんな場所にいっても、本屋さんに入りさえすれば安心します。ふらっと、なんの下調べもせず訪れた町で、宿や食事のことを、本屋さんのご主人にうかがう。そうして二、三冊の本を買い、教えてもらった宿の部屋で腹ばいになって読む。
全国すべての書店を、勝手に、親戚の家みたいに感じています。
一軒でも多くの家が、それぞれの町に残り、きょうも明日も、これからもずっと、本のあかりを灯しつづけられますように。きょうも書き、明日も書きます。きょうも読み、明日も読みます。

◆柴崎友香さん(小説家)
書店の本棚に並ぶ本の背表紙を眺めることがどれだけ自分にとって重要で想像力の働く時間だったかと、今、とても感じています。書店の空間でかけがえないのない出会いが数え切れないほどあって、作家としても一人の人間としても支えられてきました。この先もその場所があり続けて欲しいと、ひたすらに願っています。

◆温又柔さん(小説家)
たくさんの本屋さんに育てられました。町に素敵な本屋さんがある幸せを作ってくださるすべての方々を心から応援しています。

◆きたむらさとしさん(絵本作家)
子供の頃から当たり前のことのように書店を巡り、長い時間をそこで過ごしてきました。作家になってみると、自分の作った本と読者をつないでくれているのが、書店と書店員たちなのだと実感しました。とくに児童書では、書店員や図書館員の方々が子供たちと本を出会わせる大きな役目をになってくれています。困難な時期を経て、全国のすべての書店が再開することを祈っています。

◆岸政彦さん(社会学者)
最初は私は私は、本を読む側でした。そのうち書く側にまわるようになって、それではじめて気がついたのですが、本というものは書くものと読むものだけでなく、それをつくるひと(出版社の編集さんや営業さん)、運ぶひと(流通業者さん)、並べて売るひと(書店さん)がいないと成り立たないのでした。
そしていま、その書店さんが苦悶しています。
ただ一方で「送られてくる本を並べてただけ」という店も多かったことも事実だと思います。これから書店も、どういうジャンルの本をどう選んで、どういう形で客にアピールすることが問われていくでしょう。ただコロナだから、というだけではなく。
そういう時代に良心的でユニークな書店さんが集まって、声をあげました。心から賛同し、応援したいと思います。

 

現状のブックストア・エイド基金参加書店(随時追加・公開予定)

北海道:ビーバーズブックス、岩手県:桑畑書店、秋田県:乃帆書房、福島県:古書 会津野、栃木県:吉本書店、analog books、千葉県:せんぱくBookbase、東京都:本屋ロカンタン、えほんのみせ ぱっきゃまらーど♪、NENOi、BREWBOOKS、ナワ・プラサード、ブックハウスカフェ、韓国の本とちょっとしたカフェCHEKCCORI、ビブリオ、百年、ひるねこBOOKS、本屋イトマイ、KAIDO books&coffee、自由丁、ブックマート都立家政店、古本ト占JUNGLE BOOKS、タコシェ、SNOW SHOVELING BOOKS & GALLERY、古書現世、気流舎、模索舎、古本りんてん舎、リズム&ブックス、ほん吉*、古書サンカクヤマ*、愛書館 中川書房、CATALOG&BOOKs*、山陽堂書店*、古書むしくい堂、ニジノ絵本屋、古書ソオダ水、小鳥書房、神保町ブックセンター、神奈川県:ワグテイル ブックストア、ポルベニールブックストア*、本屋・生活綴方*、楕円、ポラーノ書林、富山県:古本いるふ、あっちゅん堂、プー横丁、デフォー 子どもの本の古本屋、石川県:KIZUKIBOOKS、近八書房、静岡県:BOOKS AND PRINTS、えほんやさん、長倉書店修善寺店、長倉書店サントムーン店、愛知県:幸田駅前書店、BiblioMania、三重県:book cafe古川書店、古書からすうり*、滋賀県:六月の水曜日、京都府:CAVA BOOKS、Books&cafe Wonderland、マヤルカ古書店、メリーゴーランド京都、大阪府:はっち、ピクチャーブックギャラリー リール、Karite、FOLK old book store、(本)ぽんぽんぽんホホホ座交野店、ブックマート千林大宮、まがり書房、スタンダードブックストア、くらしと本のみせ スウス、兵庫県:BookStore iChi、 casimasi、古書みつづみ書房、奈良県:古書 柘榴ノ國、鳥取県:定有堂書店、岡山県:451ブックス、つづきの絵本屋、一博堂書店、広島県:りんご堂、ホリデイ書店、本屋UNLEARN*、香川県:なタ書、本屋ルヌガンガ、福岡県:ブックスキューブリックけやき通り店、ブックスキューブリック箱崎店

*「Bookstore Aid図書券」の利用希望分だけ受け取り、分配金の受け取りなし。

 
【関連】
本屋さんを支えたい。 ブックストア・エイド(Bookstore AID)基金 – クラウドファンディングのMotionGallery

 


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