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【第28回小川未明文学賞】北川佳奈さん「シャ・キ・ペシュ理容店のジョアン」が大賞を受賞 優秀賞にかみやとしこさん「トリロン」

上越市(新潟県)は、創作児童文学作品を公募する「第28回小川未明文学賞」の受賞作を発表しました。

 

第28回小川未明文学賞が決定!

第28回小川未明文学賞には、日本全国から409編(短編部門に236編、長編部門に173編)の応募があり、そのうち最終選考に残った8編から、作家の落合恵子さんやねじめ正一さんら6名の最終選考委員が大賞と優秀賞を決定しました。

 
■大賞
北川佳奈さん(35歳/東京都在住)
「シャ・キ・ペシュ理容店のジョアン」(長編部門)

▲大賞を受賞された北川佳奈さん

▲大賞を受賞された北川佳奈さん

■優秀賞
かみやとしこさん(67歳/愛知県在住)
「トリロン」(長編部門)

▲優秀賞を受賞されたかみやとしこさん

▲優秀賞を受賞されたかみやとしこさん

 
大賞受賞作の「シャ・キ・ペシュ理容店のジョアン」は、フランスのパリが舞台。画家との出会いをきっかけに、絵に興味を抱いていく理髪店見習いの主人公、ジョアンの物語です。

大賞に選ばれた北川佳奈さんは、「パリの理容店で働きながら、画家になりたいという夢を持つ男の子のお話を書きました。夢をかなえた先で、悩みをかかえる画家も登場します。舞台のパリには、真冬に一度でかけたことがあります。観光です。エッフェル塔にのぼり、セーヌ川沿いを歩きました。寒かったです。」「小川未明文学賞の受賞を夢見ていたので、今、とても幸せな気持ちです。しかし、物語にも書いたように、夢の先には悩みがつきものだということも知っています。これからも、悩みながら物語を書いていけたらと思います。」と感想をコメントしています。

 
優秀賞に選ばれた「トリロン」は、中学生の主人公が、少し変わった同級生の涼と出会ったことがきっかけで、家族や様々な登場人物たちとの交流を深めていくことになる物語です。

受賞者のかみやとしこさんは「小川未明文学賞優秀賞をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。『トリロン』は、10年前に書き出したものの未完成のままお蔵入りしていたものです。長い間眠っていた主人公たちが、ごみと化す前にあえいでくれたようです。まさに、いやなものを食う怪鳥トリロンの仕業でしょうか。」とコメントを寄せました。

▲上越市役所での受賞作報告のようす(左から、小川未明文学賞委員会・宮川会長、上越市・村山市長)

▲上越市役所での受賞作報告のようす(左から、小川未明文学賞委員会・宮川会長、上越市・村山市長)

最終選考委員は、落合恵子さん、佐々木赫子さん、ねじめ正一さん、宮川健郎さん、小川英晴さん、株式会社 学研プラス絵本・読み物編集室長。

▲最終選考委員のみなさん(写真は昨年のもの。右より、宮川健郎さん、佐々木赫子さん、落合恵子さん、ねじめ正一さん、小川英晴さん、学研プラス小方編集長)

▲最終選考委員のみなさん(写真は昨年のもの。右より、宮川健郎さん、佐々木赫子さん、落合恵子さん、ねじめ正一さん、小川英晴さん、学研プラス小方編集長)

なお、大賞を受賞した北川佳奈さんには賞金100万円および、記念品として『小川未明童話全集』(全16巻 別巻1/大空社)が贈られます。また、優秀賞を受賞したかみやとしこさんには賞金20万円が贈られます。また、大賞受賞作品は秋ごろ、学研プラスより書籍として刊行される予定です。

 

小川未明文学賞について

小川未明文学賞は、上越市出身の小説家・童話作家で、「日本のアンデルセン」とも呼ばれる小川未明の没後30周年を記念し、「小川未明の文学精神を継承し、新しい時代にふさわしい創作児童文学作品を輩出」する目的で、平成3年に創設された公募の文学賞です。

新潟県上越市と小川未明文学賞委員会が主催し、学研プラスが第9回より協賛しています。文化庁、新潟県、早稲田大学文化推進部、上越教育大学、日本児童文学者協会、日本児童文芸家協会が後援。

 
【関連】
第28回小川未明文学賞の受賞作決定 – 上越市ホームページ
小川未明文学館 – 上越市ホームページ
小川未明文学賞

 


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