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【第9回梅棹忠夫・山と探検文学賞】荻田泰永さん『考える脚 北極冒険家が考える、リスクとカネと歩くこと』が受賞

第9回梅棹忠夫・山と探検文学賞が決定!

第9回梅棹忠夫・山と探検文学賞が決定!

「梅棹忠夫・山と探検文学賞」委員会は、第9回 梅棹忠夫・山と探検文学賞の受賞作を発表しました。

 

第9回梅棹忠夫・山と探検文学賞が決定!

第9回梅棹忠夫・山と探検文学賞の受賞作は次の通りです。

 
<第9回梅棹忠夫・山と探検文学賞 受賞作品>

荻田泰永(おぎた・やすなが)さん
『考える脚 北極冒険家が考える、リスクとカネと歩くこと』(KADOKAWA)

 
受賞者の荻田泰永さんは、1977年生まれ。神奈川県・愛川町出身、在住。カナダ北極圏やグリーンランド、北極海を中心に主に単独徒歩による冒険行を実施。2000年より2019年までの20年間に16回の北極行を経験し、北極圏各地をおよそ1万km以上移動。世界有数の北極冒険キャリアを持つ国内唯一の「北極冒険家」。
2018年1月5日、南極点無補給単独徒歩到達に成功(日本人初)。2018年2月、第22回植村直己冒険賞を受賞。

受賞作は、荻田さんの2作目の著書で、前作出版以降に挑戦した3回の冒険について、それぞれを違ったテーマから書き下ろしたノンフィクション作品です。

 
選考委員は、小山修三さん(選考委員長/国立民族学博物館名誉教授)、中牧弘允さん(吹田市立博物館長/国立民族学博物館名誉教授)、三村卓也さん(信濃毎日新聞社文化部長)、江本嘉伸さん(地平線会議共同代表)、川崎深雪さん(山と溪谷社社長)。

選考委員会の講評など詳細は、http://umesao-tadao.org/9th.html をご覧ください。

 
なお、最終候補作は以下の5作品でした。

【最終候補作】
◎三浦英之さん『牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って』(小学館)
◎服部英二さん『転生する文明』(藤原書店)
◎松本紀生さん『極北のひかり』(クレヴィス)
◎北澤豊雄さん『ダリエン地峡決死行』(産業編集センター)
◎荻田泰永さん『考える脚』(KADOKAWA)

 

梅棹忠夫・山と探検文学賞について

梅棹忠夫・山と探検文学賞は、民俗学者・生態学者として、数々の学術的な偉業を打ち立ててきた梅棹忠夫さんにちなんだ文学賞で、2011年に山と溪谷社、長野県の書店チェーン「平安堂」、信濃毎日新聞社が創設。

山を愛し、未知の世界に探検心を持ち続けた梅棹さんの「山と探検」の観点から、おおむね5年以内に出版された書籍を対象に、優れた作品に贈られるノンフィクション文学賞です。

「梅棹忠夫・山と探検文学賞」委員会が主催し、長野県が後援、信濃毎日新聞社・信毎文化事業財団・平安堂・山と溪谷社が協賛。

 

考える脚 北極冒険家が考える、リスクとカネと歩くこと
荻田 泰永 (著)

北極冒険家が綴る、極上ノンフィクション!

TBS「クレイジージャーニー」などで大注目の北極冒険家・荻田泰永。
北極点無補給単独徒歩の挑戦や南極点無補給単独徒歩到達など「三大冒険録」を通じて、自由の本質、さらにはリスクマネジメントや資金調達といった冒険の“リアル”を伝える。

 
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