【第23回文化庁メディア芸術祭】マンガ部門は島田虎之介さん『ロボ・サピエンス前史』が大賞を受賞
第23回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が3月6日に発表され、マンガ部門では島田虎之介さんの『ロボ・サピエンス前史』が大賞に決定しました。
応募総数3,566作品から「第23回文化庁メディア芸術祭」受賞作品が決定!
文化庁メディア芸術祭は、「アート」「エンターテインメント」「アニメーション」「マンガ」の4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバルです。
今回、世界107の国と地域から応募された3,566作品の中から,部門ごとに「大賞」「優秀賞」「新人賞」「ソーシャル・インパクト賞」「U-18賞」が選出されました。また、世界17の国と地域から応募された46作品の中から、「フェスティバル・プラットフォーム賞」を選出。あわせて、「功労賞」としてメディア芸術分野に貢献のあった方を選出しています。
なお、これら受賞作品の展示・上映や関連イベントを実施する第23回の受賞作品展が、2020年9月19日(土)から9月27日(日)まで、東京・お台場の日本科学未来館を中心に開催されます。
「第23回文化庁メディア芸術祭」受賞作品
第23回文化庁メディア芸術祭の「マンガ部門」の大賞、優秀賞、新人賞の受賞作は次の通りです。
【マンガ部門】
■大賞
『ロボ・サピエンス前史』島田虎之介さん[日本]
■優秀賞
◎『あした死ぬには、』雁須磨子さん[日本]
◎『ダブル』野田彩子さん[日本]
◎『鼻下長紳士回顧録』安野モヨコさん[日本]
◎『未来のアラブ人 中東の子ども時代(1978-1984)』リアド・サトゥフさん/訳:鵜野孝紀さん [フランス/日本]
■新人賞
◎『大人になれば』伊藤敦志さん[日本] 自主制作マンガ
◎『花と頬』イトイ圭さん[日本]
◎『夢中さ、きみに。』和山やまさん[日本]
■ソーシャル・インパクト賞
◎『闇金ウシジマくん』真鍋昌平さん[日本]
他部門も含めた受賞作品の「作品概要」や贈賞理由」など詳細は、https://j-mediaarts.jp/award/ をご覧ください。
文化庁メディア芸術祭について
文化庁メディア芸術祭は、「アート」「エンターテインメント」「アニメーション」「マンガ」の4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバルです。
過去1年間に完成または、すでに完成してこの期間内に公開された作品を対象に、プロ、アマチュア、自主制作、商業作品を問わず、世界中から広く作品を募集して行われます。
応募作品は審査委員会による審査を経て、各部門の大賞、優秀賞、新人賞、審査委員会推薦作品と功労賞が決定されます。
なお、マンガ部門審査委員は、表智之さん(北九州市漫画ミュージアム専門研究員)、川原和子さん(マンガエッセイスト)、倉田よしみさん(マンガ家/大手前大学教授)、白井弓子さん(マンガ家)、西炯子さん(マンガ家)。
ロボ・サピエンス前史(上) 島田 虎之介 (著) ロボットの捜索を職とするサルベージ屋、誰の所有物でもない「自由ロボット」、半永久的な耐用年数を持つ「時間航行者」……。さまざまな視点で描かれるヒトとロボットの未来世界。時の流れの中で、いつしか彼らの運命は1つの大きな終着点に向かって動きだしていく……。世界の行く末を壮大に夢想した、ロマンティック・フューチャー。 |
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