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直木賞作家・江國香織さんがめて挑む”生と死と人生の物語”『去年の雪』刊行 100人を超える登場人物の日常が重なり合う

江國香織さん著『去年の雪(こぞのゆき)』

江國香織さん著『去年の雪(こぞのゆき)』

直木賞作家・江國香織さんの最新長編小説『去年の雪(こぞのゆき)』が、KADOKAWAより刊行されました。

 

この本を読んでいる時、あなたはひとりじゃない――百人百様の人生を歩む登場人物たちが持つ意外な繋がりは一体?

降り積もっては消えてゆく雪のように、100人を超える登場人物の日常が重なり合い、自由自在に時空を行き来する。そんな日常を覗いているうちに、読者もまた著者の作り出す世界の住人となり、思わぬところへと連れていかれる――。

本作は、小説家・江國香織さんのエッセンスが最大限に味わえる作品であり、そして、1987年のデビュー以来初めて挑んだという「生と死と人生の物語」です。

著者より 書店店頭用色紙画像

著者より 書店店頭用色紙画像

<あらすじ>

この本を読んでいる時、あなたはひとりじゃない。
死んだ夫と交信する女性、妻の乳房に執着する夫、自分の死に気づいたタクシーの運転手……
百人百様の人生を歩む登場人物たちが持つ意外な繋がりは一体?

書店店頭用パネル画像

書店店頭用パネル画像

なお、文芸WEBマガジン「カドブン」(https://kadobun.jp/)にて、文芸ジャーナリスト・内藤麻里子さんによるレビューが公開中です。

★「言葉の魔術師、江國香織オススメ5作品」:https://kadobun.jp/feature/readings/27fb2it8yhj4.html

 

江國香織さん プロフィール

著者の江國香織(えくに・かおり)さんは、1964年東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞社主催「小さな童話」大賞を受賞。

1989年「409ラドクリフ」でフェミナ賞、1992年『きらきらひかる』で紫式部文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2007年『がらくた』で島清恋愛文学賞、2010年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞を受賞。

『金米糖の降るところ』『冷静と情熱のあいだ Rosso』『はだかんぼうたち』『彼女たちの場合は』など著書多数。

 

去年の雪
江國 香織 (著)

この本を読んでいる時、あなたはひとりじゃない。

自由自在に時空をまたいで進む物語は、100人以上の登場人物の日常が織り込まれたタペストリーのよう。覗いているうちに、読者もまた、著者の作り出す世界の住人になってしまう。そして、思いもよらぬ地平へと連れてゆかれる。江國香織小説のエッセンスが最大限に味わえるファン待望の一冊です。

 
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