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三年連続、三回目のノミネート!呉勝浩さんが『スワン』で第41回吉川英治文学新人賞を受賞!

呉勝浩さんが『スワン』で第41回吉川英治文学新人賞を受賞!

呉勝浩さんが『スワン』で第41回吉川英治文学新人賞を受賞!

第162回直木賞にもノミネートされた注目作で、現在、重版7刷まで版を重ねている呉勝浩さん著『スワン』(KADOKAWA)が、3月2日に行われた選考会で、第41回吉川英治文学新人賞(主催:公益財団法人吉川英治国民文化振興会)を受賞しました。

 

著者・呉勝浩さん 喜びのコメント

著者の呉勝浩さんから、受賞の報を受けて、喜びのコメントが寄せられています。

「三年連続、三回目のノミネートでした。
たいへん光栄に思う一方、今回も肩を落とすのかと覚悟もしていました。
ほんとうにうれしい。
この先、生半可な作品は書けなくなってしまいました。
がんばります。」
――呉 勝浩

 

受賞作『スワン』について

【あらすじ】

知っているのだろうか。
事件のさなか、わたしと彼女がとった行動を――。

巨大ショッピングモール「スワン」で起きた無差別銃殺事件。死者21名を出した悲劇の渦中で、高校生のいずみは犯人と接しながら生き延びた。しかし、同じく事件に遭遇した同級生・小梢により、次に誰を殺すか、いずみの指名によって犯行が行われたという事実が週刊誌で暴露される。被害者から一転、非難の的となったいずみ。そんななか、彼女のもとに招待状が届く。集められたのは事件に巻き込まれ、生き残った5人の関係者。目的は事件の中のひとつの「死」の真相をあきらかにすること。その日、本当に起こったこととはなんだったのか?

★『スワン』公式ツイッター(@swan_1031):https://twitter.com/swan_1031

★芸WEBマガジン「カドブン」(https://kadobun.jp/)で試し読み配信中
◎第1回:https://kadobun.jp/serialstory/swan/dcluh04nb6gc.html
※全16回

 

 

呉勝浩さん プロフィール

撮影:小嶋淑子

撮影:小嶋淑子

呉勝浩(ご・かつひろ)さんは、1981年青森県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。2015年『道徳の時間』で第61回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。

2018年『白い衝動』で第20回大藪春彦賞を受賞。他にも吉川英治文学新人賞、山本周五郎賞、日本推理作家協会賞の候補になるなど、話題作を発表し続けている。

著書に『ライオン・ブルー』『ロスト』『蜃気楼の犬』『マトリョーシカ・ブラッド』『雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール』『バッドビート』がある。2020年、『スワン』で第41回吉川英治文学新人賞を受賞。

 

スワン
呉 勝浩 (著)

銃撃テロを生き延びた五人。彼らは何を隠しているのか、何を恐れているのか。

首都圏の巨大ショッピングモール「スワン」で起きたテロ事件。
死者二十一名、重軽傷者十七名を出した前代未聞の悲劇の渦中で、犯人と接しながら、高校生のいずみは事件を生き延びた。
しかし、取り戻したはずの平穏な日々は、同じく事件に遭遇し、大けがをして入院中の同級生・小梢の告発によって乱される。
次に誰を殺すか、いずみが犯人に指名させられたこと。そしてそのことでいずみが生きながらえたという事実が、週刊誌に暴露されたのだ。
被害者から一転、非難の的となったいずみ。そんななか、彼女のもとに一通の招待状が届く。集まったのは、事件に巻き込まれ、生き残った五人の関係者。目的は事件の中の一つの「死」の真相を明らかにすること。
彼らが抱える秘密とは? そして隠された真実とは。

圧倒的な感動。10年代ミステリ最後の衝撃!

 
【関連】
無差別銃撃事件の最中に少女が見た光景とは――。 2019年最大の問題作。呉勝浩「スワン」 | 呉勝浩「スワン」 | 「連載(本・小説)」 | カドブン
呉勝浩『スワン』公式(@swan_1031) | Twitter

 


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