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【ビジネス書グランプリ2020】『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』がグランプリを受賞

「読者が選ぶビジネス書グランプリ2020」が決定!

「読者が選ぶビジネス書グランプリ2020」が決定!

書籍要約サービスを運営する株式会社フライヤーは、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2020」を発表しました。

 

読書好きのビジネスパーソンが選ぶ「日本一のビジネス書」が決定! 全国700店超で書店フェア開催

ビジネス書籍の要約サイト・アプリを運営する、ITベンチャーのフライヤーは、一般投票によるビジネス書グランプリの授賞式を、2月18日に東京都内で開催し、受賞6作品を発表しました。総合グランプリには、『FACTFULNESS』(ハンス・ロスリングさん他著、日経BP)が輝いています。

 
「読者が選ぶビジネス書グランプリ2020」は、ビジネスに役立つ「いま読むべき本」をテーマに、読者が選ぶビジネス書の年間アワードで、今年5回目を迎えます。

今回、過去最多となる、約100冊のエントリーが48の出版社から寄せられました。対象書籍は、日本国内で1年以内(2018年12月~2019年11月)に刊行されたビジネス関連書です。それらを6部門(イノベーション、マネジメント、政治・経済、自己啓発、リベラルアーツ、ビジネス実務)に分けて、インターネット上で一般から広く投票を受け付けました。各部門に加えてグランプリ候補の投票枠も設け、最も票を集めた書籍を「日本一のビジネス書」として、総合グランプリに決定しています。

 
なお、2月19日から東京都内の大手書店を始め、全国の書店700店以上で、受賞6作品の店頭フェアが順次開催されます。ちなみに、書店の売り上げ状況をまとめたあるデータでは、昨年(2019年)の当グランプリの受賞作の売り上げが、フェア実施後に1.5倍増となるなど、書店からも好評とのことです。

受賞6作品の店頭フェア開催 ※写真は昨年の様子

受賞6作品の店頭フェア開催 ※写真は昨年の様子

 

「ビジネス書グランプリ2020」受賞作品

 
■グランプリ
『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』(ハンス・ロスリングさん、オーラ・ロスリングさん、アンナ・ロスリング・ロンランドさん/日経BP)

 
◆イノベーション部門:『売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放』(中村朱美さん/ライツ社)

◆マネジメント部門:『学校の「当たり前」をやめた。― 生徒も教師も変わる!公立名門中学校長の改革 ―』(工藤勇一さん/時事通信社)

◆政治・経済部門:グランプリ作品

◆自己啓発部門:『天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ』(北野唯我さん/日本経済新聞出版社)

◆リベラルアーツ部門:『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(ブレイディみかこさん/新潮社)

◆ビジネス実務部門:『メモの魔力 The Magic of Memos』(前田裕二さん/幻冬舎)

 
※各部門のエントリー作品の順位など詳細は、https://business-book.jp/result をご覧ください。

 
<主催者(フライヤー) コメント>

ビジネスパーソンがいま支持するビジネス書のキーワード=「多様性の理解」

「フライヤー」の編集部の分析では、今年のビジネス書のトレンドは「多様性の理解」です。

テクノロジーの進歩によって変化のスピードが加速する現代、ビジネスパーソンは、今後の世界や自分の生き方に不安を抱いています。加えて、世界は今、「豊かな人たち」と「そうでない人たち」をはじめとする様々な二極化が進んでいると感じる人が多くなっています。そのような時代において、今回の受賞作からは、色々な立場にある人の複雑性・多様性を理解し、自分の常識をアップデートしながら、より良い世界やビジネスを作ろうとしているビジネスパーソンの様子が見てとれます。

総合グランプリに輝いた『FACTFULNESS』は、「データを基に世界を正しく見る習慣」を身につけることを提唱しています。人口、貧困、教育など、データに基づいた真実の世界の姿を示しながら、社会の分断や環境問題の悪化などの思い込みを捨てて、判断力を養うことを勧めます。

リベラルアーツ部門賞『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は、英国在住の著者が息子との日々をジョーク交じりで綴りながら、英国の政治情勢や、移民差別などの社会問題を鋭く考察します。

マネジメント部門賞は、教育界の改革者として注目を浴びる中学校校長による『学校の「当たり前」をやめた。』です。宿題、テスト、服装指導の廃止といった教育現場の「当たり前」に立ち向かう著者の改革の根底にあるのは、生徒の自律という、経営や人材教育へも応用可能な理念です。

また昨年からの流れを汲み、知的生産に関連した書籍も票を集めました。ビジネス実務部門賞の『メモの魔力』や総合グランプリ第4位の『学び効率が最大化する インプット大全』など、インプットとアウトプットへの関心も引き続き根強いことがうかがえます。

 

「読者が選ぶビジネス書グランプリ2020」 開催概要

■対象書籍
◎2018年12月から2019年11月に日本国内で刊行された書籍
◎出版社からのエントリー作品(各出版社1社5冊までエントリ-)に、グロービス経営大学院、フライヤーらが推薦する作品を加えた計101冊 ※エントリー数は過去4回で最多

■投票者:ビジネス書籍の要約サイト「フライヤー」の会員を中心とした一般投票

■投票方法:一人各部門3票(1冊1票)まで投票し、投票した書籍の中からグランプリ候補を1冊選択

■投票期間:2019年12月16日(月)~2020年1月8日(水)

■主催:株式会社フライヤー、グロービス経営大学院

 

書籍要約サービス「flier(フライヤー)」について

書籍要約サービス「flier(フライヤー)」は、1冊10分で読める書籍要約コンテンツを配信、読書体験を豊かにするディスカバリーサービスです。

「読む時間がなかなかとれないが、話題のビジネス書の大筋は理解しておきたい」「本が多すぎてどれを読めばいいのか分からない」。そんな忙しい現代のビジネスパーソンの悩みを解決すべく、新刊や話題のベストセラー、名著のビジネス書の要約を提供するサービスを展開しています。

会員数は、2013年10月のサービス開始から右肩上がりで、2019年(1-12月)の会員数は2年前の約3倍(前年比も1.7倍)で、純増数も2年前の4.3倍と、近年急拡大しています。2020年1月には50万人を突破しており、2022年には、120万人超えを目指します。

★URL:https://www.flierinc.com/

 

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
ハンス・ロスリング (著), オーラ・ロスリング (著), アンナ・ロスリング・ロンランド (著), 上杉 周作 (翻訳), 関 美和 (翻訳)

ここ数十年間、わたしは何千もの人々に、貧困、人口、教育、エネルギーなど世界にまつわる数多くの質問をしてきた医学生、大学教授、科学者、企業の役員、ジャーナリスト、政治家―ほとんどみんなが間違えた。みんなが同じ勘違いをしている。本書は、事実に基づく世界の見方を教え、とんでもない勘違いを観察し、学んだことをまとめた一冊だ。

 
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