本のページ

SINCE 1991

直木賞候補作『あとは野となれ大和撫子』『敵の名は、宮本武蔵』を試し読み! 文芸情報サイト「カドブン」で

直木賞候補作『あとは野となれ大和撫子』『敵の名は、宮本武蔵』を試し読み! 文芸情報サイト「カドブン」で

直木賞候補作『あとは野となれ大和撫子』『敵の名は、宮本武蔵』を試し読み! 文芸情報サイト「カドブン」で

先日、新進・中堅作家の優れたエンターテインメント作品(単行本)に贈られる直木三十五賞の2017年上半期(第157回)候補作が発表されました。

 

『あとは野となれ大和撫子』『敵の名は、宮本武蔵』を試し読みできる!

今回は、木下昌輝さん著『敵の名は、宮本武蔵』(KADOKAWA)、佐藤正午さん著『月の満ち欠け』(岩波書店)、佐藤巖太郎さん著『会津執権の栄誉』(文藝春秋)、宮内悠介さん著『あとは野となれ大和撫子』(KADOKAWA)、柚木麻子さん著『BUTTER』(新潮社)の5作品が候補作となっています。

 
KADOKAWAは、選考委員会の開催される7月19日まで、同社より刊行された2作品『あとは野となれ大和撫子』の冒頭89ページと、『敵の名は、宮本武蔵』の冒頭82ページを、文芸情報サイト「カドブン」(https://kadobun.jp)にて無料で公開します(2作品の試し読みは19日24時に終了予定です)。下記URLよりアクセスしてお読みください。

★『あとは野となれ大和撫子』 https://kadobun.jp/readings/10
★『敵の名は、宮本武蔵』 https://kadobun.jp/readings/9

 

『あとは野となれ大和撫子』『敵の名は、宮本武蔵』について

『あとは野となれ大和撫子』の著者・宮内悠介さんは、刊行する作品のほぼ全てが文学賞、もしくは候補作品となっている今最も注目されている作家です。

その宮内さんの作品の中でも、本作は最もエンターテインメントに徹している小説で、中央アジアの小国アラルスタンを舞台に突然国家運営を任されることになってしまった少女達の胸躍る冒険譚です。

ある日突然の大統領暗殺により中枢を担っていた官僚らが逃げ去り、取り残されてしまった後宮の少女たち。彼女たちはこの国を、自分たちの居場所を守るため、「とりあえず、国家やってみよう」と立ち上がりますが、内紛、外交、宗教対立、テロに陰謀、環境破壊と問題は山積み。それでもつらい今日を笑い飛ばして明日へ進み続ける彼女たちの姿に、勇気をもらえること請け合いです。

 
一方、『敵の名は、宮本武蔵』の著者・木下昌輝さんは、2014年に刊行したデビュー作『宇喜多の捨て嫁』でいきなり直木賞候補となって以降、発表する作品のほとんどが文学賞にノミネートされる、最も評価の高い若手歴史小説家の筆頭で、本作は、直木賞の他に山本周五郎賞の候補にも選出されました。

『敵の名は、宮本武蔵』は、宮本武蔵と戦って散った7人の敗者の目を通し、武蔵の真の姿を描いた連作短編集です。決闘シーンは、血の匂いがたちこめ、肉を斬る一刀から放たれる閃きや、骨を砕く音が不快な余韻を残すほどの生々しさで、剣に取り憑かれた人間の狂気が素晴らしく見事に描かれます。また、武蔵や、敵達が、抗えない時代や境遇の中、それでも剣を振り下ろさざるを得なかった事情を抱え、死に向かって生きたそれぞれのドラマに、心震える歴史小説です。

 

宮内悠介さん プロフィール

宮内悠介(みやうち・ゆうすけ)さんは、1979年東京生まれ。早稲田大学第一文学部英文科卒業。2010年、『盤上の夜』で第1回創元SF短編賞山田正紀賞を受賞してデビュー。2012年、同名の作品集で第33回日本SF大賞を受賞。直木賞にノミネートされます。

続く第2作品集『ヨハネスブルグの天使たち』も直木賞候補になり、2014年には同作品で第34回日本SF大賞特別賞を受賞。2016年、『カブールの園』が芥川賞にノミネート、2017年には同作品で第30回三島由紀夫賞を受賞。同年『彼女がエスパーだったころ』で第38回吉川英治文学新人賞を受賞。今、最も期待が集まる若手作家です。他の著書に『エクソダス症候群』『アメリカ最後の実験』『スペース金融道』『月と太陽の盤 碁盤師・吉井利仙の事件簿』。2013年、第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞を受賞。

 

木下昌輝さん プロフィール

木下昌輝(きのした・まさき)さんは、1974年奈良県生まれ。近畿大学理工学部建築学科卒業。ハウスメーカーに勤務後、フリーライターとして関西を中心に活動。2012年『宇喜多の捨て嫁』で第92回オール讀物新人賞を受賞し、2014年『宇喜多の捨て嫁』で単行本デビュー。同作は直木賞候補となり、2015年第2回高校生直木賞、第4回歴史時代作家クラブ賞新人賞、第9回舟橋聖一文学賞を受賞。2作目の『人魚ノ肉』は第6回山田風太郎賞の候補となります。

最新刊は『戦国24時 さいごの刻』。2017年2月、『天下一の軽口男』が第38回吉川英治文学新人賞候補に、5月には本作『敵の名は、宮本武蔵』が第30回山本周五郎賞候補に選出されました。

 

あとは野となれ大和撫子
中央アジアのアラルスタン。ソビエト時代の末期に建てられた沙漠の小国だ。この国では、初代大統領が側室を囲っていた後宮を将来有望な女性たちの高等教育の場に変え、様々な理由で居場所を無くした少女たちが、政治家や外交官を目指して日夜勉学に励んでいた。日本人少女ナツキは両親を紛争で失い、ここに身を寄せる者の一人。後宮の若い衆のリーダーであるアイシャ、姉と慕う面倒見の良いジャミラとともに気楽な日々を送っていたが、現大統領が暗殺され、事態は一変する。国の危機にもかかわらず中枢を担っていた男たちは逃亡し、残されたのは後宮の少女のみ。彼女たちはこの国を―自分たちの居場所を守るため、自ら臨時政府を立ち上げ、「国家をやってみる」べく奮闘するが…!?内紛、外交、宗教対立、テロに陰謀、環境破壊と問題は山積み。それでも、つらい今日を笑い飛ばして明日へ進み続ける彼女たちが最後に掴み取るものとは―?

 
敵の名は、宮本武蔵
自らの命と引き替えに、その強さを知った―剣聖と呼ばれた男の真の姿とは―。7人の敗者たちから描く、著者渾身の最新歴史小説。

 
【関連】
第157回直木賞候補作 宮内悠介『あとは野となれ大和撫子』|カドブン・・・試し読みサイト
第157回直木賞候補作 木下昌輝『敵の名は、宮本武蔵』|カドブン・・・試し読みサイト

あとは野となれ大和撫子 宮内 悠介:書籍 | KADOKAWA
敵の名は、宮本武蔵 木下 昌輝:書籍 | KADOKAWA

芥川賞&直木賞(平成29年上半期) 候補作が決定 | 本のページ
KADOKAWAが文芸情報サイト「カドブン」をオープン 編集者自らが情報を発信 | 本のページ

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です