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【第32回和辻哲郎文化賞】白川方明さん『中央銀行』と松井裕美さん『キュビスム芸術史』が受賞

第32回和辻哲郎文化賞が決定!

第32回和辻哲郎文化賞が決定!

姫路市(兵庫県)は2月3日、第32回和辻哲郎文化賞の受賞作を発表しました。

授賞式は3月1日に開催され、ノンフィクション作家で評論家の保阪正康さんによる記念講演会も予定されています。

 

第32回和辻哲郎文化賞が決定!

第32回和辻哲郎文化賞の受賞作が次の通り決定しました。

 
■一般部門
白川方明(しらかわ・まさあき)さん(青山学院大学国際政治経済学部特別招聘教授)
『中央銀行 セントラルバンカーの経験した39年』(東洋経済新報社)

■学術部門
松井裕美(まつい・ひろみ)さん(神戸大学大学院国際文化学研究科専任講師)
『キュビスム芸術史 20世紀西洋美術と新しい〈現実〉』(名古屋大学出版会)

 
選考委員は、一般部門が阿刀田高さん・辻原登さん・山内昌之さん、学術部門が野家啓一さん・関根清三さん・黒住真さん。

受賞者には、賞金各100万円が贈られます。授賞式は3月1日、姫路市市民会館にて開催。

なお、「受賞の言葉」「選考評」など詳細は、http://www.himejibungakukan.jp/watuji/jyusyoushiki/ をご覧ください。

 

和辻哲郎文化賞について

和辻哲郎文化賞は、姫路市制百周年と姫路出身の哲学者・和辻哲郎(明治22~昭和35)の生誕百年を記念して、昭和63年度に姫路市が創設した学術賞です。

和辻哲郎の幅広い学的業績を顕彰し、「和辻哲学の今日的意義を国の内外にわたって探るとともに、研究者の育成かつ市民の文化水準の向上に資する」ことを目的とします。一般部門と学術部門で構成。

一般部門は、和辻哲郎が「文学、歴史、芸術などさまざまな領域において横断的かつユニークな著作を世に問い、広範な読者に訴えかけたスケールの大きな学者であった」ことを鑑み、文化一般におけるすぐれた著作に与えられます。

学術部門は、和辻哲郎が専門とした哲学、倫理学、宗教、思想、比較文化といった領域での学術的水準を備えた、すぐれた研究に与えられます。

両部門ともに、前々年9月1日から前年8月31日までに発刊された(復刊は除く)著作物(単行本)を対象とします。

 

第32回和辻哲郎文化賞 授賞式について

姫路市は第32回和辻哲郎文化賞の授賞式への参加者を募集しています。
授賞式への参加者を希望される方は、姫路文学館まで、往復はがきにてお申し込み下さい。
なお、記念講演のみの参加はできません。

 
■日時:2020年3月1日(日)13時30分~16時

■内容
◎式典(13時30分~14時50分)
 選考評<一般部門>辻原登さん(作家)
    <学術部門>関根清三さん(東京大学名誉教授)
◎記念講演(15時~16時)
 講師:保阪正康さん(ノンフィクション作家・評論家)
 演題:近現代史を見つめる目、語る言葉

■会場:姫路市市民会館大ホール

■申込方法
◎往復はがき(1人1枚)に「第32回和辻哲郎文化賞授賞式参加希望」と明記し
  (1)郵便番号 (2)住所 (3)氏名 (4)電話番号
 を記入して、姫路文学館(姫路市山野井町84番地)までお送りください。
◎締切:2月13日(木)当日消印有効
◎定員700人(申込者多数の場合は抽選)
◎車椅子席や手話通訳などのご希望があれば、申込み時にお知らせください。

※詳細は、http://www.himejibungakukan.jp/watuji/jyusyoushiki/ をご覧ください。

 

中央銀行: セントラルバンカーの経験した39年
白川 方明 (著)

1972年に日本銀行入行後、セントラルバンカーとして過ごした39年を振り返りつつ、日本銀行のみならず中央銀行という存在自体の意義や役割を論じる書。

本書は3部構成となっており、第1部は日本銀行入行後から総裁就任前まで、著者のセントラルバンカーとしてのバックボーンを形成した時期を扱う。バブル経済とその崩壊、日本銀行法の改正など、政策決定の中核とは距離のある立場で当時どのように感じていたか、そして現在はどう分析するかを述べる。
第2部は総裁時代を扱う。経済・金融面で発生したことを各章に分けて、行った決定とその背後にあった判断を振り返り、何が真の論点であったか、著者自身の思いはどのようなものだったかを論じる。
第3部は、第2部までの分析を踏まえて、中央銀行のあり方を中心に望ましい通貨管理制度をいくつかの側面から考察する。第2部までが著者の日本銀行での39年を追う形で進行してきたのに対して、3部はよりグローバルな視点で中央銀行の使命を論じる。

キュビスム芸術史―20世紀西洋美術と新しい〈現実〉
松井 裕美 (著)

絵画、彫刻、文学、建築などの作品においても、理論や批評の言説においても、多面的かつ国際的な拡がりをもつキュビスム。「幾何学」的表現の誕生・深化から、二度の世界大戦を経て、歴史的評価の確立へと至る曲折に満ちた展開を、美術と〈現実〉との関係を軸に描ききる。

 
【関連】
姫路文学館 | 授賞式・記念講演会

 


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