小野不由美さん「十二国記」18年ぶりの長編が刊行! 第1巻の初版部数は「新潮文庫史上最高」の50万部!
2002年にはNHKでアニメ化もされた、作家・小野不由美さんの代表作「十二国記」シリーズの18年ぶりとなる新作長編『白銀の墟 玄の月(しろがねのおか くろのつき)』全4巻の第1巻・第2巻が、10月12日に新潮文庫より刊行されました。
4月19日に公式ツイッターで「10月、11月に2巻ずつ発売」と告知されるや、わずか30分で「1万RT」を突破、最終的には「6万」を超えるRT、いいね!を記録。アマゾンの9月月間書籍ランキングでは、発売前にもかかわらず第1巻、第2巻が1位、2位を独占。「文学・評論」ジャンルに限れば、11月9日発売の第3巻、第4巻も含めた全4冊が、ここ何週間にも亘って第1位から第4位までを独占し続けています。
そんな状況を受けて、第1巻の初版部数は50万部に決定。これは、「新潮文庫史上最高」の初版部数です。そして、今回の新作刊行によって、シリーズ累計部数も「1000万部」の大台を突破することになりました(講談社刊行分を含む)。
発売にさきがけて、9月27日から紀伊國屋書店新宿本店で開催中の〈「十二国記」の世界〉展にも初日から大勢のファンが駆けつけ、一時は100人以上の入場待ちの列ができる人気ぶり。
さらに12日早朝からは、東京メトロ丸の内線・新宿駅のメトロプロムナードに、「十二国記」を彩る山田章博さんのイラストが特大サイズの柱巻広告として登場(10月18日まで)。第3巻、第4巻の表紙イラストがここで「初披露」されるほか、柱巻広告中のQRコードを読み取ると「新作PV」の限定版にもアクセスできます。
<「十二国記」シリーズとは>
1991年に『魔性の子』(新潮文庫)刊行で始まったこのシリーズは、我々の棲む世界とも繋がる異界〈十二国〉を舞台とした壮大なファンタジー。そして同時に、多くの謎に満ちたミステリでもある。
かの世界では、天意を受けた霊獣「麒麟」が王を選び、王と共に国を治める。十二国の一つ・戴国では、武人の驍宗が王として選ばれたが、玉座に就いて半年、州の争いを鎮圧に出掛けたまま還らない。そして、麒麟・泰麒も忽然と姿を消した。王不在で荒廃する国を救うため、女将軍が各国に協力を仰ぎ、ようやく泰麒が戴国に戻り、いよいよ王の行方を捜すのだが……果たして、この国の運命は?
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