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吉田修一さん『犯罪小説集』原作映画「楽園」公開記念!「小説集」第2弾『逃亡小説集』サイン会を開催

吉田修一さん著『逃亡小説集』

吉田修一さん著『逃亡小説集』

吉田修一さん著『逃亡小説集』10月4日、KADOKAWAより刊行されます。

本作は『犯罪小説集』に続く、吉田さんのライフワークともいえる小説集の第2弾。
職を失った男。転落した元アイドル。道ならぬ恋に落ちた男女。消息を絶った郵便配達員。彼らが逃げた先に、安住の地はあるのか?――人生の断面を切り取る4つの物語です。

なお、「小説集」シリーズ第1弾の『犯罪小説集』を原作とする映画『楽園』が10月18日より全国公開されることを記念して、同日に紀伊國屋書店新宿本店でシリーズ第2弾『逃亡小説集』のサイン会も開催されます。

 

逃げろ、この世界のすべてから! 最新作『逃亡小説集』について

<あらすじ>

「もう、いいよ……。もう、逮捕でもなんでもしてくれんね」
高校卒業後、地元の北九州を出て職を転々とし、夜逃げした先輩の借金を返すも、年老いた母親を抱えて途方に暮れていた秀明は、その母親を乗せた車で一方通行違反で捕まった時、自分の中でついに何かがあふれてしまった。そのまま警察を振り切り、逃走を始めた秀明に、去来するものとは……(「逃げろ九州男児」)

一世を風靡しながら、転落した元アイドル。道ならぬ恋に落ちた、教師と元教え子。そして、極北の地で突如消息を絶った郵便配達員。
彼らが逃げた先に、安住の地はあるのか。人生の断面を切り取る4つの物語。

 
<豪華函入り「愛蔵版」も発売に>

豪華函入り「愛蔵版」が、10月21日発売予定です。定価は2,500円(税別)。

 

「映画『楽園』公開記念 吉田修一先生サイン会」 開催概要

■日時:2019年10月8日(火)19:00開始

■会場:紀伊國屋書店新宿本店 1階ひろば特設会場

■対象書籍:『逃亡小説集』(発行:KADOKAWA/1,600円+税)

■参加方法:参加には整理券が必要です(先着50名)。

★詳細:https://www.kinokuniya.co.jp/contents/pc/store/Shinjuku-Main-Store/20190920095929.html

 

『犯罪小説集』が映画化! シリーズは第3弾は『恋愛小説集』

吉田修一さんの最高傑作と評される、「小説集」シリーズ第1弾『犯罪小説集』が、瀬々敬久さん監督・脚本で映画化され、『楽園』のタイトルで10月18日より全国公開されます。

なお、「小説集」シリーズは第3弾となる『恋愛小説集』で完結予定です。

 
★映画『楽園』公式サイト:https://rakuen-movie.jp/
★映画『楽園』公開記念特別対談:https://kadobun.jp/feature/talks/97.html

 
<あらすじ>

人はなぜ、罪を犯すのか? 『怒り』『国宝』の著者、最新文庫化!

田園に続く一本道が分かれるY字路で、一人の少女が消息を絶った。犯人は不明のまま十年の時が過ぎ、少女の祖父の五郎や直前まで一緒にいた紡は罪悪感を抱えたままだった。だが、当初から疑われていた無職の男・豪士の存在が関係者たちを徐々に狂わせていく……。(「青田Y字路」)

痴情、ギャンブル、過疎の閉鎖空間、豪奢な生活……幸せな生活を願う人々が陥穽に落ちた瞬間の叫びとは? 人間の真実を炙り出す小説集。

 

吉田修一さん プロフィール

著者の吉田修一(よしだ・しゅういち)さんは、1968年長崎県生まれ。1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞し、デビュー。

2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で第127回芥川賞を受賞。2007年『悪人』で第61回毎日出版文化賞と第34回大佛次郎賞を受賞。2010年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞を受賞。2019年『国宝』で芸術選奨文部科学大臣賞と中央公論文芸賞を受賞。

本作は、今秋『楽園』として映画化される原作『犯罪小説集』に続き、著者のライフワークである小説集第2弾。第3弾に『恋愛小説集』を予定。

なお、9月30日に小学館より『アンジュと頭獅王』を発売予定。

 

逃亡小説集
吉田 修一 (著)

犯罪小説集 (角川文庫)
吉田 修一 (著)

本作を原作にした映画『楽園』2019年秋公開! 出演 綾野剛 杉咲花/佐藤浩市 監督・脚本 瀬々敬久
人はなぜ、罪を犯すのか? 『怒り』『国宝』の著者、最新文庫化!

 
【関連】
【新宿本店】映画「楽園」公開記念 吉田修一先生サイン会(2019年10月8日) | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店

 


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