子ども向けの法律書『こども六法』がクラウドファンディング達成で刊行へ 法律は自分を守るチカラになる!いじめ・虐待をなくすために――
弘文堂は、いじめ問題解決に向け、教育研究者で俳優の山崎聡一郎さんが組織する「こども六法プロジェクト」がCAMPFIRE上にて出版費用調達のためのクラウドファンディングを実施した『こども六法』(著者:山崎聡一郎さん/イラスト:伊藤ハムスターさん)を8月20日に刊行します。
同書では、子どもの日常生活に関わる法律を、小学生でも読めるよう、イラストを交えながらわかりやすく解説しています。
大人にとっての犯罪が、子どもの日常であってはならない―― 子どものためのはじめての「六法」、誕生!
人を殴ったり蹴ったり、お金や持ち物を奪ったり、SNSにひどい悪口を書き込んだりすれば、大人であれば警察に捕まって罰を受けます。それは法律という社会のルールによって決められていることです。
けれど、子どもは法律を知りません。誰か大人が気づいて助けてくれるまで、たった一人で犯罪被害に苦しんでいます。もし法律という強い味方がいることを知っていたら、もっと多くの子どもが勇気を出して助けを求めることができ、救われるかもしれません。
そのためには子ども、友だち、保護者、先生、誰でも読めて、法律とはどんなものかを知ることができる本が必要、そう考えて作られたのが本書です。
子どもたちはいじめ、児童虐待、性的搾取など、理不尽な危険に晒されています。子どもには守られる権利があり、大人には子どもを守る義務が法律で決められています。
子どもが自分の権利を知って、助けてくれる大人にSOSを発信できるよう、また大人が積極的にこれらの問題を解決できるよう、手助けをする一冊です。
小学校高学年以上の人が読めるように漢字にはすべてルビをふり、法律のむずかしい用語もできるだけわかりやすくして、イラスト付きで解説しています。
『こども六法』誕生の経緯
きっかけは、著者自身が小学生時代に受けた「いじめ」でした。その後中学生となり、六法全書を偶然目にした著者は「当時の自分に法律の知識があれば、自分で自分の身を守れたかもしれない」という衝撃を受けました。
そんな後悔に突き動かされ、慶應義塾大学在学中に本書の原型となる『こども六法』を制作しました。
出版化して「全ての教室にこども六法を」という目標を掲げて立ち上げた「こども六法」プロジェクトは、2018年9月にクラウドファンディングで出版資金の募集を開始し、わずか2か月で334人もの支援を受けて1,796,000円を集めました。
★CAMPFIRE|いじめという《犯罪》を『こども六法』で無くしたい:https://camp-fire.jp/projects/view/95629#menu
さらに、本企画に賛同した、第一線で活躍する法学者や弁護士の監修協力を得て、本書が誕生しました。
★『こども六法』特設サイト:https://www.kodomoroppo.com/
山崎聡一郎さん プロフィール
著者の山崎聡一郎(やまさき・そういちろう)さんは、1993年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。修士(社会学)。教育研究者、写真家、俳優。合同会社Art&Arts代表。慶應義塾大学SFC研究所所員。
2013年より「法教育といじめ問題解決」をテーマに研究活動と情報発信を行う。劇団四季「ノートルダムの鐘」に出演するなど、ミュージカル俳優としての顔も持つ。
こども六法 山崎 聡一郎 (著) 法律は自分を守る武器になる。いじめ・虐待をなくすために。 |
【関連】
▼『こども六法』特設サイト
▼いじめという《犯罪》を『こども六法』で無くしたい – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
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