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累計69万部、2020年度児童書部門ベストセラー1位!『こども六法』のコミカライズ版『まんが こども六法 開廷! こども裁判』が刊行

累計69万部、2020年度児童書部門ベストセラー1位!『こども六法』のコミカライズ版『まんが こども六法 開廷! こども裁判』が刊行

累計69万部、2020年度児童書部門ベストセラー1位!『こども六法』のコミカライズ版『まんが こども六法 開廷! こども裁判』が刊行

子供の問題が増える夏休みに合わせ、『こども六法』(弘文堂)のまんが版『まんが こども六法 開廷! こども裁判』(原案・山崎聡一郎さん/まんが:伊藤みんごさん/監修代表:飯田亮真さん)が講談社より刊行されました。

 

まんがだからこそ超えられる、『こども六法』の限界に挑んだ!『こども六法』漫画化プロジェクト

大人でも難解な法律を、イラスト付きで誰でも楽しんで読めるように書き直した法律入門書『こども六法』は昨年大きな話題となり、「一家に一冊持っておきたい法律本」として60万人以上の方々から支持されました。

今回刊行されるのは『こども六法』に登場する法律を、子どもに身近な事例から取り上げた「まんが版」となります。

 
「法律が身近に思えない」「面白くなさそう…」そういった感想を持つ方にも気軽に手に取ってもらいたい、そんな想いから「まんが版」の企画はスタートしました。

しかし、本書の目的は単なる「まんが化」ではなく、「こども六法の限界を超える」ことでもあります。『こども六法』は、法律に書かれたことを出来る限りそのまま理解して欲しいというコンセプトで、条文を集めた「辞書」に近いスタイルで作られましたが、一方でルールの羅列という形によって、読者が法律に人間味や身近さを感じにくいという点も抱えています。

 
本書が目指したのは、「法律はみんなを守ろうとしている」という価値観や考え方に踏み込み、人間味あふれる血肉の通ったものとして法律を理解してもらうこと。
知識だけにとどまらない、法律の本質的な価値を楽しく子どもに伝える、画期的な一冊に仕上がっています。

 

「いじめは犯罪?」「14歳以下は罪に問われない?」大人も気になる身近な法律の疑問を解決!

刑法・民法・少年法・いじめ防止対策推進法…この本では7つの法律を取り上げており、こどもに身近な事例をもとに、法律を1つずつ、まんがで解説しています。

 
「いじめは犯罪?」(第1章・刑法)

クラスメイトに「死ね」と悪口を言われている主人公。悪口を言うだけなら罪に問われない?

 
「子どもは罪に問われない?」(第3章・少年法)

動画投稿サイトで「いたずら動画」を上げている男の子。「少しのいたずらなら大丈夫、子供は悪いことをしても捕まらない」という彼の主張は本当?

「子どもを放っておいてもいいの?」(第4章・民法)

親が仕事で忙しいけど、子供がしっかりしているから任せても安心。それって本当に大丈夫?

 
「まんがを返さないと契約違反?」(第4章・民法)

「買い物」も「物の貸し借り」も民法上は「契約」にあたるって、知ってる?

人気作『ゆずのどうぶつカルテ』シリーズの伊藤みんごさんが描くまんがは、『こども六法』著者・山崎聡一郎さんも大絶賛の感動ストーリー。二人のタッグに加えて弁護士による監修も加わり、わかりやすさは勿論、漫画としての面白さと正確さのバランスも追求されています。

 

解説&コラムも大充実!

まんがの前後には、各章の法律の解説や、山崎聡一郎さんの特別書き下ろしコラムも収録。大人顔負けの法律入門書として話題となった『こども六法』に劣らず、大充実の内容でまんがの内容を更に深く学べます。

解説ページには『こども六法』と同じく伊藤ハムスターさんの可愛らしいイラストも掲載。

 

本書の構成

第1章 刑法
・「死ね」って言ったら罪になるの?
・落とし物を自分の物にしたらダメ?

第2章 刑事訴訟法
・裁判で嘘をついても平気?

第3章 少年法
・子どもは謝れば許してもらえる?

第4章 民法
・子どもを育てるのは親の責任?
・友だち同士の貸し借りも契約?

第5章 民事訴訟法
・裁判では勝つか負けるかしかないの?

第6章 日本国憲法
・悪いことをした人ならいじめてもいいの?

第7章 いじめ防止対策推進法
・「いじめ」はなくならないの?

 

こども六法プロジェクトの理念

『こども六法』は、過去にいじめを受けていた著者・山崎聡一郎さんが中学時代に六法を読んで感じた「法律を知っていたら、いじめと戦う知恵になったのでは」という想いが始まり。

 
「法律を知る事で、生きてく上での知恵を増やそう」という理念のもとにプロジェクトに参加する著作物が、出版社の枠組みを超えて刊行されています。こども六法プロジェクトの参画作品は山崎さんによる公認と監修を受けており、この本もその一つ。「いじめ防止対策推進法」を1章分として取り上げ、いじめの問題に向き合っています。

 

著者プロフィール

 
■原作:山崎聡一郎(やまさき・そういちろう)さん

教育研究者・俳優・写真家。慶應義塾大学SFC研究所所員。法と教育学会正会員、日本学生法教育連合会正会員。

慶應義塾大学総合政策学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。修士(社会学)。
学部卒業時には学位記授与学部総代に選出されたほか、卒業論文は優秀卒業プロジェクトの選定・顕彰を受けた。また、在学中英国オックスフォード大学に短期留学、シェイクスピア演劇と政治教育への演劇的手法の導入方法を学び、単位取得。研究テーマは「法教育を通じたいじめ問題解決」。

著書に『こども六法美津紀(弘文堂)がある。

2016年より劇団四季「ノートルダムの鐘」に出演するなど、ミュージカル俳優としての顔も持つ。声楽を井上雅人さん・宇都宮直高さん、古澤利人さんに師事。板橋区演奏家協会理事。

 
■漫画:伊藤みんご(いとう・みんご)さん

2008年に『なかよし』でデビュー。

代表作は『ゆずのどうぶつカルテ~こちら わんニャンどうぶつ病院~』シリーズ。

 

まんが こども六法 開廷! こども裁判 (こども六法プロジェクト)
伊藤 みんご (著), 山崎 聡一郎 (企画・原案)

「いじめは罪になるの?」「子どもは罪を犯しても許される?」
気になる身近な法律のギモンに答える! 子どもはもちろん、大人の知識も深まる「こども六法」コミカライズ版。

ある小学校に、裁判のしくみを体験することができるバーチャル裁判「こども裁判制度」が導入されることに。
小6の未織は同級生にひどい悪口を言われるたびに傷ついている。こども裁判相談員の藤間くんから「裁判を起こそう」と提案されるけど……。
「悪口を言われただけで裁判なんてできるの?」日常にひそむトラブルを、こども裁判が解決!

いじめや虐待に悩むきみにもきっと助けになる。
法律を味方にして強くなれる、令和時代のバイブル。

こども六法
山崎 聡一郎 (著)

法律は自分を守る武器になる。いじめ・虐待をなくすために。

いじめや虐待は犯罪です。
人を殴ったり蹴ったり、お金や持ち物を奪ったり、SNSにひどい悪口を書き込んだりすれば、大人であれば警察に捕まって罰を受けます。
それは法律という社会のルールによって決められていることです。

けれど、子どもは法律を知りません。
誰か大人が気づいて助けてくれるまで、たった一人で犯罪被害に苦しんでいます。
もし法律という強い味方がいることを知っていたら、もっと多くの子どもが勇気を出して助けを求めることができ、救われるかもしれません。

そのためには、子ども、友だち、保護者、先生、誰でも読めて、法律とはどんなものかを知ることができる本が必要、そう考えて作ったのが本書です。
小学生でも読めるように漢字にはすべてルビをふり、法律のむずかしい用語もできるだけわかりやすくして、イラスト付きで解説しています。

大人でも知らないことがたくさんある法律の世界、ぜひ子どもと一緒に読んで、社会のルールについて話し合ってみてください。

 


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