北村薫さん「円紫さんと私」シリーズをタナカミホさんが漫画化 トーチwebにて公開中
北村薫さんによる日常ミステリの金字塔<円紫さんと私>シリーズの「織部の霊」が漫画化され、リイド社が運営するトーチwebにて公開されました。漫画は、タナカミホさん。
生活にふと現れる不可思議な出来事を鮮やかに解き明かす日常ミステリ「円紫さんと私」シリーズを漫画化
本格推理小説であると同時に爽やかな青春物語でもある北村薫さんの傑作「円紫さんと私」シリーズを、『いないボクは蛍町にいる』のタナカミホさんが漫画化しました。
「円紫さんと私」とは、文学部の大学生である”私”と、噺家・春桜亭円紫(しゅんおうていえんし)が解き明かす、日常に潜む謎の数々を描いたシリーズ作品です。
漫画化第一弾として、シリーズ第一作目『空飛ぶ馬』(東京創元社)より「織部の霊」がトーチwebにて公開されました。
<あらすじ>
“私”と円紫さんを引き合わせるきっかけとなった大学教授が語る、古田織部にまつわる奇妙な話。
「どこの誰やら分からない人物をまずはっきりと夢に見るのです」
見られるはずのない夢の真相とは――。
★「トーチweb」にて公開中!
http://to-ti.in/product/enshisan_watashi
著者プロフィール
■原作:北村薫さん
1949年生まれ。埼玉県出身。早稲田大学ではミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、1989年「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。1991年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。
■漫画:タナカミホさん
講談社「ITAN」にて「第5回スーパーキャラクターコミック大賞」優秀賞を受賞してデビュー。友人との死別と不思議な形での再会を、情緒あふれる画面で描き出した『いないボクは蛍町にいる』全2巻発売中。
空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) 北村 薫 (著) 女子大生と円紫師匠の名コンビここに始まる。爽快な論理展開の妙と心暖まる物語。 「私たちの日常にひそむささいだけれど不可思議な謎のなかに、貴重な人生の輝きや生きてゆくことの哀しみが隠されていることを教えてくれる」と宮部みゆきが絶賛する通り、これは本格推理の面白さと小説の醍醐味とがきわめて幸福な結婚をして生まれ出た作品である。 ●収録作品 |
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