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村上春樹さん×角田光代さん×山白朝子さん×中島京子さん×池上永一さん×唯川恵さん恋愛小説短編集『運命の恋』刊行 6人の恋愛小説名手たちが「運命」に翻弄される人間を描く

村上春樹さん×角田光代さん×山白朝子さん×中島京子さん×池上永一さん×唯川恵さん恋愛小説短編集『運命の恋』刊行

村上春樹さん×角田光代さん×山白朝子さん×中島京子さん×池上永一さん×唯川恵さん恋愛小説短編集『運命の恋』刊行

村上春樹さん、角田光代さん、山白朝子さん、中島京子さん、池上永一さん、唯川恵さんという恋愛小説の名手たちによる短編集『運命の恋 恋愛小説傑作アンソロジー』(編:瀧井朝世さん)が、角川文庫(KADOKAWA)より刊行されました。

 

本書カバーイラストは映画『君の名は。』のスチールから

本書のカバーイラストは、映画『君の名は。』(新海誠監督作品)のスチールから使用されており、 この点について編者である瀧井朝世さんは巻末解説で意図を明かしています。

 
(以下、引用)

村上春樹「『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』」略)人に指摘された気づいたのだが、100パーセントの相手とばったり出会う場面は、あの大ヒット映画『君の名は。』の終盤シーンを彷彿とさせる。『The New York Times』の『君の名は。』の映画評では、映画『君の名は。』と「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」との類似性について指摘されていた。実際、新海誠監督はこの短編の影響を受けているそうで、『君の名は。』Blu-rayコレクターズ・エディションとスペシャル・エディションの封入特典の100Pブックレットに、本作について「読まずとも諳んじることができるくらい好きな一編です。大学時代に出会って以来、僕の原風景の一つになってしまっていると思います。」と、書かれてあるのを知って納得した。この文庫のカバーイラストを映画から使用させてもらったのは、そんな理由もある。」

 

『運命の恋』収録作品と初出

◆「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」:村上春樹さん『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』(文春文庫)

◆「誕生日休暇」:角田光代さん『だれかのいとしいひと』(文春文庫)

◆「布団の中の宇宙」:山白朝子さん『私の頭が正常であったなら』(KADOKAWA)

◆「おさなななじみ」:中島京子さん『眺望絶佳』(角川文庫)

◆「宗教新聞」:池上永一さん『あたしのマブイ見ませんでしたか』(角川文庫)

◆「僕の愛しい人」:唯川恵さん『ため息の時間』(新潮文庫)

 
★文芸情報サイト「カドブン」にレビュー掲載:https://kadobun.jp/reviews/751/d06ec2bd

 

運命の恋 恋愛小説傑作アンソロジー (角川文庫)
池上 永一 (著), 角田 光代 (著), 中島 京子 (著), 村上 春樹 (著), 山白 朝子 (著), 唯川 恵 (著), 瀧井 朝世 (編集)

あなたは運命の人に出会えましたか。決定版! 恋愛小説傑作アンソロジー

運命の相手と知り、自分の分身のように感じる相手と結ばれたり、結ばれない運命だったり。悲しい恋やコミカルな恋、ロマンチックな恋など「運命」に翻弄される人間の、さまざまな姿を味わえる。男女がかくも違い、だからひかれあうのだ、ということがよくわかる物語の数々。村上春樹、角田光代、山白朝子、中島京子、池上永一、唯川恵という恋愛小説の名手たちによる傑作短編集。あなたも「運命の赤い糸」が見えていますか?奇跡の出会いは、きっとある――。人気作家による最高の恋愛小説アンソロジー

 
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