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【訃報】俳人・高田風人子さんが死去 高浜虚子、星野立子に師事 俳誌「惜春」「雛」を創刊

俳人の高田風人子(たかだ・ふうじんし=本名:幸一)さんが4月6日、老衰のため神奈川県横須賀市の自宅で死去しました。93歳。神奈川県三浦郡浦賀町(現・横須賀市)出身。葬儀は4月9日午後0時30分から横須賀市根岸町2の33の3の西庵(さいあん)北久里浜店で。喪主は長男の正志さん。

 

高田風人子さん句集『四季の巡りに』

高田風人子さん句集『四季の巡りに』

高田風人子さんは、1926年(大正15年)3月31日生まれ。高浜虚子、星野立子に師事。
1944年より「ホトトギス」へ投句。1959年より「ホトトギス」同人。1988年俳誌「惜春」を創刊。同誌は2015年に終刊。同年、俳誌「雛(ひな)」を、「ホトトギス」同人で「惜春」会員でもあった福神規子さんと創刊し、共同代表に。俳人協会評議員、日本伝統俳句協会会員。

句集に『半生』『走馬灯』『惜春賦』『明易し』『四季の巡りに』など。合同句集に『笹子句集』。著書に『一言多言抄 わが俳句人生』など。

 

季の巡りに (ふらんす堂叢書俳句シリーズ)
◆ふらんす堂叢書 俳句シリーズ1
朴の花また一年の巡り来て

虚子先生の唱えた「花鳥諷詠」とは、季題を讃美する詩。花も鳥も人も同格と観じて、太陽の恵みに生を営む人達の詠う、潤いのある詩と信じて七十余年。詩の潤いは心のゆとりに通じます。
(あとがきより)

◆福神規子抄出十句
誰彼の誰彼も逝き虚子忌かな
わが町は相州浦賀時雨るる日
恋心椿に寄せて老いにけり
耳までも賢さうなる子猫かな
鴛鴦の雌の地味なる賢さよ
寒鴉阿呆と鳴きぬ諾ひぬ
法師蝉鳴き継ぎ人は生まれ継ぎ
秋風や世に本物と贋物と
破蓮や枯れゆくものに音のなく
この国の政変しらず鴨浮寝

 


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