季刊文芸誌『文藝』が約20年ぶりに大リニューアル! 古谷田奈月さんの長編370枚を一挙掲載
河出書房新社が発行する季刊文芸誌『文藝』は、ブックデザイナーとして佐藤亜沙美さんを迎え、約20年ぶりに誌面を大きくリニューアルしました。
表紙には話題の新鋭クリエイター・クイックオバケさんを迎え、ウェブ上 http://www.kawade.co.jp/np/bungei.html では同氏による表紙のgifアニメーション動画を掲載しています。
今号の特集は「天皇・平成・文学」。三島由紀夫賞受賞作家であり、前作が芥川賞候補にもなった、今最も注目をされている古谷田奈月さんの新境地となる長編「神前酔狂宴(しんぜんすいきょうえん)」全370枚が一挙掲載されます。
また、第57回を迎える公募新人文学賞「文藝賞」。こちらは先の芥川賞受賞作家・町屋良平さん、50万部を突破した文藝賞と芥川賞のW受賞作『おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子さんなど、文学シーンに新しい才能を輩出し続けていますが、今号では新選考委員、また応募について新しい発表もあります。
さらにリニューアルキャンペーンとして、雑誌・定期購読専門オンライン書店Fujisan(https://www.fujisan.co.jp/) において『文藝』新規定期購読を申し込みの方に「「文藝」オリジナル一筆箋」プレゼント企画もスタートします。
<『文藝』2019年夏季号(平成最終号) 概要> ※敬称略
文芸再起動。新時代の文学はここから始まる。
特集「天皇・平成・文学」
対談:池澤夏樹×高橋源一郎
長編一挙掲載:古谷田奈月「神前酔狂宴」(370枚)
創作:温又柔「君の代と国々の歌」/飛浩隆「鎮子」/小川哲「密林の殯」/岡田利規「黄金期」/福永信「ラストソング」
特別エッセイ:東浩紀/コラム:三宅唱、こだま、はらだ有彩、斉藤壮馬 他
・追悼 橋本治:遺稿「異邦人」第二夜掲載
・創作:仙田学「アイドル」(118枚)/小川洋子「ダイアナとバーバラ」/佐々木譲「時差もなく」/藤田貴大「産毛にとって」
・新連載:いとうせいこう「福島モノローグ」、岸政彦×柴崎友香「大阪」、木下古栗「酷暑不刊行会」
・文藝賞新選考委員発表
他新コーナー多数。
文藝 2019年夏季号 平成・天皇・文学/対談 池澤夏樹×高橋源一郎 |
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