藤崎彩織さん(SEKAI NO OWARI Saori)初エッセイ集『読書間奏文』立ち読み版を先行無料配信
文藝春秋が、SEKAI NO OWARIのSaoriこと藤崎彩織さんの初エッセイ集『読書間奏文』を12月15日に刊行します。その発売に先がけて12月3日より、冒頭部分を抜粋した『読書間奏文 無料試し読み版』を電子書籍で配信開始しました。
藤崎彩織さん初エッセイ集『読書間奏文』について
藤崎彩織さんは、初小説『ふたご』が第158回直木賞候補作に選ばれるなど、その文筆活動にも注目が集まっています。『読書間奏文』は、『文學界』2017年4月号から2018年9月号までの連載と、書き下ろしからなるエッセイ集です。
『火花』(又吉直樹さん)、『コンビニ人間』(村田沙耶香さん)、『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』(村上春樹さん)といった作品を通して、SEKAI NO OWARIとしての活動や、自身のターニングポイントを綴っています。
藤崎彩織さんコメント
「気に入った本のページの端を折り、考えごとをする時間が好きでした。
妊娠や出産について、ピアノを続けてきた経緯やレコーディングについて、炎上した日の話や金銭感覚についてなど、本を閉じて巡らせてきた想いにお付き合い頂ければ幸いです。」
藤崎彩織さん プロフィール
藤崎彩織さんは、1986年生まれ。大阪府出身。
2010年、突如音楽シーンに現れ、圧倒的なポップセンスとキャッチーな存在感を放つ4人組バンド「SEKAI NO OWARI」でピアノ演奏とライブ演出を担当。研ぎ澄まされた感性を最大限に生かした演奏はデビュー以来絶大な支持を得ている。
著書に『ふたご』『読書間奏文』がある。
人生が変わる読書体験。
直木賞候補作『ふたご』の著者が、「本」を通して自身のターニングポイントを綴る、初エッセイ。
「文學界」の大好評連載に加え、書き下ろしエッセイも収録されています。
ただの壁だった本のページをぽつぽつとめくり始めたのは、自分を守るために演じていた文学少女に本当になれたら良いと思ったからだ。
いじめられたくないから愛想笑いをするなんて下らないよと言って、一人で本を読んでいる女の子。誰かの意見に左右されず、自分の大切なものを大切に出来る強い女の子に。
演じていたはずのはりぼての文学少女が気付かせてくれたのだ。
「あなたにはこんなに素敵な本があるじゃない」と。
(本文より)
※無料版(Kindle)の『読書間奏文 無料試し読み版 (文春e-book)』については、https://www.amazon.co.jp/dp/B07L112D6D をご覧ください。
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