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『“自分責め”をやめたいあなたへ』摂食障害・自傷行為・パニック障害・痛み依存…自分責めは“悪”ではなく、本当の自分と出逢うきっかけになる

古谷ちずさん著『“自分責め”をやめたいあなたへ 傷ついているあなたへ贈る50のメッセージ』(表紙・挿絵:上村奈央さん)

古谷ちずさん著『“自分責め”をやめたいあなたへ 傷ついているあなたへ贈る50のメッセージ』(表紙・挿絵:上村奈央さん)

古谷ちずさん著『“自分責め”をやめたいあなたへ 傷ついているあなたへ贈る50のメッセージ』(表紙・挿絵:上村奈央さん)が、みらいパブリッシングより刊行されました。

 

生きるのが辛い人に寄り添い、傷ついている人を救うための言葉がいっぱい

摂食障害、自傷行為、パニック障害、痛み依存など、「自分責め」と呼ばれる行為は、ちょっとした心のきっかけで誰でも陥るものです。

しかし陥りやすさとは裏腹に、最悪の場合は自死に至る深刻さを秘め、夫婦・恋人・家族間など、身近な人たちをも苦しめてしまいます。

さらには当事者同士以外での社会的認知度が低く、理解され難い状態です。本書は、著者自身が長年自分責めに苦しみ、その中で見つけた肯定的な付き合い方と、同じように苦しむ人々へ向けた50のメッセージが綴られた書籍です。

 
<読者を救うメッセージを50掲載>

・摂食障害になっておめでとう。あなたは今、自分というかけがえのないギフトに気づく旅のチケットを手にしたのです。

・摂食障害(パニック)はあなたを裏切らない。安心して助けてもらおう。

・必要なのは、いまのあなたでいることだけ。病気でも病気じゃなくても、大事なのは素のあなた。

・自分を責められるのはパワーがあるから。今日はそこにパワーを感じてみよう。

・悲しくて、みじめで、恥ずかしくて、不甲斐ない、この気持ちを抱きしめよう。泣いて寝る日もたくさんあっていい。…………………。それがあなたの人生の、まさに宝石なのです。

・治さない。立ち直らない。このまま生きる。

・あなたの胸の、奥底にある憧れは何ですか? 好き、憧れ、ときめき、はどれもあなたのガイドです。

※苦しんでいる人同士だからこそ伝わる50のメッセージ(まえがき・あとがきを含む)に加えて、著者自身の人生遍歴も収録。

 

古谷ちずさん プロフィール


著者の古谷ちず(ふるや・ちず)さんは、広島県生まれ。17歳のときに摂食障害となり、人生を捨てかけるほどの経験をする。

自助グループ「NABA(日本アノレキシア[拒食症]・ブリミア[過食症]協会)」との出会いをきっかけに自分責めを乗り越え、逆に快復者として他の悩める仲間を助ける存在になる。

NABAでは「トラック姉貴」と呼ばれる。トラック運転手、バンド活動などを経て26歳で結婚。2児を授かる。子育て中は地域活動、PTA会長などを行い、さらにトライアスロン年代別優勝など、スポーツにも数多く挑戦。39歳で音大合格。桐朋学園芸術短期大学ピアノ専修卒業、同専攻科修了、桐朋学園大学ディプロマコース作曲専攻修了。ピアニスト、作曲家、ピアノ講師(ミラ・ピアノレッスン主宰)など、精力的に活動している。

長男は東大大学院を卒業。長女は劇団員。2018年2月より、心屋認定リセットカウンセラーとして活動開始。

 

“自分責め”をやめたいあなたへ 傷ついているあなたへ贈る50のメッセージ
~古谷ちずから、あなたへ~

あなたは自分のために
涙を流したことがありますか
人生でどのくらいありますか
あなたがあなたのために流した涙、
それは愛のいちばん美しく純粋なかたちだと
知っていましたか
その熱い抱擁を
受け取り、抱きとめたことがありますか

わたしはあります

 
この本は、「自分責め」を“悪”として否定せず、肯定的に共生するためのメッセージ。

 


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